桜岡山長福寺。桜堂・北条政子守護仏の観音像
長福寺の概要
臨済宗円覚寺派寺院の長福寺は、桜岡山と号します。長福寺は、応永7年(1400)の創建と伝えられ、続宗(寛正4年1644年寂)が開山したといいます。慶安2年(1649)には観音堂領として、寺領5石の御朱印状を拝領、観音像は北条政子の守護仏だったといい、観音堂は桜堂と称し鎌倉三十三観音霊場19番でした。
山号 | 桜岡山 |
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院号 | - |
寺号 | 長福寺 |
本尊 | 釈迦如来像 |
住所 | 横浜市戸塚区舞岡町2586 |
宗派 | 臨済宗円覚寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
長福寺の縁起
長福寺は、応永7年(1400)の創建と伝えられ、続宗(寛正4年1644年寂)が開山したといいます。慶安2年(1649)には観音堂領として、寺領5石の御朱印状を拝領、観音像は北条政子の守護仏だったといい、観音堂は桜堂と称し鎌倉三十三観音霊場19番でした。
新編相模国風土記稿による長福寺の縁起
(舞岡村)長福寺
櫻岡山と號す、臨済宗鎌倉圓覺寺末、本尊釋迦開山續宗寛正四年八月十四日寂す、中興天叟寛文元年八月十五日寂す、慶安二年八月観音堂領五石の御朱印を賜ふ、舊は林光寺と云へる支院ありしが今は廢せり。
鍾樓。鐘は安永九年の鑄造なり。
観音堂。本尊は行基の作なり。立像長四尺腹籠の像あり、賴朝夫人政子の守護佛と傳ふ。
天神社。(新編相模国風土記稿より)
「戸塚区郷土史」による長福寺の縁起
長福寺(舞岡町二五八六番地)臨済宗
桜岡山と号し、もと鎌倉円覚寺末で、本尊に釈迦牟尼仏を安置している。開山は続宗(寛正四年八月十四日寂)、応永七年の創建と伝え、慶安二年八月域内観音堂に対し、五石の御朱印を賜わり、江戸期には林光寺という支院があった。(「戸塚区郷土史」より)
長福寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿