生麦神明社|横浜市鶴見区生麦
生麦神明社の概要
生麦神明社は、横浜市鶴見区生麦にある神明社です。生麦神明社の創建年代は不詳ですが、新編武蔵風土記稿に記載のあることから江戸時代末期には創建されていたことがわかります。
社号 | 神明社 |
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祭神 | 天照皇大神 |
相殿 | - |
境内社 | 稲荷社 |
住所 | 横浜市鶴見区生麦3-13-37 |
祭日 | 蛇も蚊も行事6月第1日曜日 |
備考 | - |
生麦神明社の由緒
生麦神明社の創建年代は不詳ですが、新編武蔵風土記稿に記載のあることから江戸時代末期には創建されていたことがわかります。
新編武蔵風土記稿による生麦神明社の由緒
(生麦村)神明社
字原にあり。海道の北の方24間程引込であり。鎮座の年代詳ならず。
末社稲荷社
社に向て右にあり小祠なり。(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による生麦神明社の由緒
神明社
天照皇大神を祀るが、創立年代は詳かでない。安政六年に再建して手水鉢、一基今に存する。
東海道生麦村住還に画して附近住民往昔より崇敬し今に及ぶ。(神奈川県神社誌より)
生麦神明社所蔵の文化財
- 蛇も蚊も(横浜市指定無形民俗文化財)
蛇も蚊も
蛇も蚊もは、約300年前に悪疫が流行したとき、萱で作った蛇体に悪霊を封じ込めて海に流したことに始まると伝えられています。この行事は、端年の節句の行事とされ、明治の半ば頃から太陽暦の6月6日になり、近年は6月の第1日曜日に行われるようになっています。
萱で作った長大な蛇体を若者・子供がかついで、蛇も蚊も出たけ、日和の雨け、出たけ。出たけ、と大声に唱えながら町内をかついで回ります。もとは、本宮(道念稲荷神社)と原(生麦神明社)で一体づつ作り、本宮のものが雄蛇、原のものが雌蛇だといって、境界で絡み合いをさせた後、夕刻には海に流していましたが、現在は、両社別々の行事となっています。(横浜市教育委員会掲示より)
生麦神明社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿