瑞雲寺。横浜市都筑区川和町にある臨済宗円覚寺派寺院

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醫王山瑞雲寺。武相寅歳薬師如来霊場

瑞雲寺の概要

臨済宗円覚寺派寺院の瑞雲寺は、醫王山と号します。瑞雲寺は、鎌倉圓覺寺7世梅林霊竹(応安7年1374年寂)が開山したといいます。武相寅歳薬師如来霊場10番、都築橘樹酉年地蔵尊霊場3番です。

瑞雲寺
瑞雲寺の概要
山号 醫王山
院号 -
寺号 瑞雲寺
住所 横浜市都筑区川和町1593
宗派 臨済宗円覚寺派
葬儀・墓地 -
備考 -



瑞雲寺の縁起

瑞雲寺は、鎌倉圓覺寺7世梅林霊竹(応安7年1374年寂)が開山したといいます。

新編武蔵風土記稿による瑞雲寺の縁起

(川和村)瑞雲寺
除地、三段三畝歩、村の南の方字中村にあり、醫王山と號す、禅宗臨済派、相州鎌倉圓覺寺の末寺なり、開山梅林霊竹は圓覺寺第七世の住職にして、應安七年三月三日化す、本尊は華厳の釈迦坐像にして、長一尺五寸許なるを安す。門は南向なり、相傳ふ、當寺什物の目録に北條氏直虎の印を押せし文書四通とあり、それも近き頃紛失せしといへど、北條氏の由緒ありしことはしるべし。
寺寶。鷹薬師像一軀。北條の由来は、昔東照宮此邊御鷹狩のとき、愛し給える御鷹の、それたりけるを惜ませたまふ餘に、御心中に薬師へ御祈念ありしかば、忽ちかの御鷹御手もとへ下りけるとぞ、かかる不思議のことなりしが、御供の御家人にもかくと告たまひしにより、其靈験の心をもて彫刻せし像なるを、先住大圓感得せりと云、その状は薬師の鷹に乗たるさまなり。
鐘楼。境内にあり、鐘に延寶六年の銘文あり、考證に益なければ略せり。
稲荷社。客殿の後にあり、小社なり、寶亀稲荷と號す、その来由を尋るに、本山圓覺寺の塔頭に寶亀庵と云あり、これ昔開山幽棲の庵室なり、そこにたちし稲荷を、この所へうつせし故の名なりと云。(新編武蔵風土記稿より)


瑞雲寺の周辺図

参考資料

  • 新編武蔵風土記稿