三島院。足柄上郡大井町にある東寺真言宗寺院
三島院の概要
東寺真言宗寺院の三島院は、金降山宝積寺と号します。三島院は、學榮(文安5年1448年寂)が開山となり、文安年間(1444-1448)に創建、元龍(慶長14年1609年寂)が中興したといいます。酒匂川の水害を避けるため、元文初年(1736)頃当地へ移転しています。
山号 | 金降山 |
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院号 | 三島院 |
寺号 | 宝積寺 |
住所 | 足柄上郡大井町金手1106 |
宗派 | 東寺真言宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
三島院の縁起
三島院は、學榮(文安5年1448年寂)が開山となり、文安年間(1444-1448)に創建、元龍(慶長14年1609年寂)が中興したといいます。酒匂川の水害を避けるため、元文初年(1736)頃当地へ移転しています。
「大井町史通史編」による三島院の縁起
宝珠山宝積寺三島院
足柄下郡小田原宿(小田原市)蓮上院の末寺で古義真言宗の寺院である。文安年間(一四四四~四八)、学栄(文安五年一四四八没)によって開かれ、中興は元龍(慶長十四年一六〇九没)である。かつては金手村の西、酒匂川の近くにあったが、しばしば水害にあうことから元文初年(一七三六)頃、村の東側の現在の地へ移された。本尊は大日で、境内には薬師堂があった。同村の鎮守である三島杜と地蔵堂は三島院持ちである。(「大井町史通史編」より)
新編相模国風土記稿による三島院の縁起
(金手村)
三島院
金降山寶積寺と號す古義眞言宗(足柄下郡小田原宿蓮上院末、)文安中の草創、開山學榮(文安五年八月十五日寂す、)中興元龍(慶長十四年五日寂す、)舊くは村東酒匂川の邊に在しが、屡水災あるに因元文の始避て村西今の地に移せし由鐘銘に見えたり、本尊大日を置、
△鐘樓。寛延三年鑄造の鐘を掛、
△薬師堂(新編相模国風土記稿より)
三島院の周辺図
参考資料
- 「大井町史」
- 新編相模国風土記稿