東泉山安龍寺。厚木市中依知にある曹洞宗寺院
安龍寺の概要
曹洞宗寺院の安龍寺は、東泉山と号します。安龍寺は、天正5年(1577)に創建、玉山(慶長12年1607年寂)が開山したといい、江戸期には中依知浅間神社の別当寺を勤めていました。当寺にかつてあった梵鐘には「大楽寺」「貞和中(1345-1350)」「願主越州太守橘沙彌道建」などの銘が彫られていたことから、当寺以前に寺院のあった可能性が新編相模國風土記稿に記載されています。
山号 | 東泉山 |
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院号 | - |
寺号 | 安龍寺 |
本尊 | 虚空蔵地蔵像 |
住所 | 厚木市中依知495 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
安龍寺の縁起
安龍寺は、天正5年(1577)に創建、玉山(慶長12年1607年寂)が開山したといい、江戸期には中依知浅間神社の別当寺を勤めていました。当寺にかつてあった梵鐘には「大楽寺」「貞和中(1345-1350)」「願主越州太守橘沙彌道建」などの銘が彫られていたことから、当寺以前に寺院のあった可能性が新編相模國風土記稿に記載されています。
厚木市史史料による安龍寺の縁起
東泉山安竜寺(中依知宮ノ腰495)
天正五年(一五七七)玉山開山(「厚木市史史料」より)
新編相模国風土記稿による安龍寺の縁起
(中依智村)浅間社別當安龍寺
曹洞宗(三田村清源院末)東泉山と號す、本尊虚空蔵(傍に傳教作地蔵を安ず、長九寸)天正五年開建す、開山玉山(慶長十二年八月十日卒、)按ずるに、鐘銘に據ば古大楽寺と云る別當ありしにや、且貞和中、沙門公珍、大檀那行珍、長禄年間、願主越州太守橘沙彌道建などの名鐘銘に見えたり、今皆傳へを失ふ、
白山社(新編相模国風土記稿より)
安龍寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- 「厚木市史史料」