吉祥寺。厚木市岡津古久にある臨済宗南禅寺派寺院

猫の足あとによる神奈川県寺社案内

法悟山吉祥寺。融厳存祝和尚開山

吉祥寺の概要

臨済宗南禅寺派寺院の吉祥寺は、法悟山と号します。吉祥寺は、融厳存祝和尚(長享元年1487年寂)が開山したといいます。

吉祥寺
吉祥寺の概要
山号 法悟山
院号 -
寺号 吉祥寺
本尊 十一面観音・如意輪観音像
住所 厚木市岡津古久854
宗派 臨済宗南禅寺派
葬儀・墓地 -
備考 -



吉祥寺の縁起

吉祥寺は、融厳存祝和尚(長享元年1487年寂)が開山したといいます。

新編相模国風土記稿による吉祥寺の縁起

(岡津古久村)
吉祥寺
法悟山と號す、臨済宗(武州多磨郡山田村廣園寺末、)本尊十一面観音、開山融嚴(長享元年四月二十五日卒、)
天神社
稲荷社(新編相模国風土記稿より)

厚木市史史料による吉祥寺の縁起

法悟山吉祥寺(岡津古久854)
風土記によれば開山を融厳存祝(長享元年(一四八七)四月二十五日卒)とあるが、存祝和尚の事績は不詳である。寛文十三癸丑年(一六七三)武蔵国多摩郡山田村広園寺の末寺となり以来十五世まで住職が続いたが、天保二年(一八三一)四月二十六日住職入寂後、無住となった。明治初年廃仏毀釈令、その他の法令が出された事が原因して、同寺の全壇徒が神式葬祭に改められ、廃寺の運命となった。しかるに最近は、壇徒の内に再度、仏教に復帰する者があり、現在は中島常念師が住職となった。(「厚木市史史料」より)


境内掲示による吉祥寺の縁起

法悟山吉祥寺
当吉祥寺の宗派は臨済宗で、本山は京都市南禅寺であります。風土記に寄れば開山を融厳存祝和尚(長享元年卒・一四八七)とありますが、存祝和尚の事績は不詳です。
本寺は寛文十三年(一六七三)武蔵国(東京都)多摩郡山田村広園寺の末寺となり以来十五世まで住職が続きましたが、天保二年(一八三一)住職入寂後は無住寺となりました。
慶応四年(一八六八)廃仏毀釈令が出されました。しかし再び、仏教に復帰する檀徒がおられ、本寺は再興され今日に至っています。
現在の本堂は、昭和四十五年当地区開発時に再建されました。本尊は十一面観世音菩薩像と如意輪観世音菩薩で、通称お針観音と言われております。また開山像(融厳存祝和尚)も祀られております。
毎年一月十八日には観音様のご供養が、また八月いつかには施餓鬼供養会が執り行われます。(厚木らしさの創造推進事業玉川地区協議会掲示より)

吉祥寺の周辺図


参考資料

  • 新編相模国風土記稿
  • 「厚木市史史料」