明徳山東林寺。海老名市今里にある臨済宗円覚寺派寺院
東林寺の概要
臨済宗円覚寺派寺院の東林寺は、明徳山と号します。東林寺の創建年代等は不詳ながら、芳菊禅師(元和5年1619年寂)が天正13年(1585)鎌倉扇ヶ谷から当地へ移転して開山、慶安2年(1649)には寺領7石2斗の御朱印状を受領したといいます。
山号 | 明徳山 |
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院号 | - |
寺号 | 東林寺 |
本尊 | 大日如来像 |
住所 | 海老名市今里3-10 |
宗派 | 臨済宗円覚寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
東林寺の縁起
東林寺の創建年代等は不詳ながら、芳菊禅師(元和5年1619年寂)が天正13年(1585)鎌倉扇ヶ谷から当地へ移転して開山、慶安2年(1649)には寺領7石2斗の御朱印状を受領したといいます。
新編相模国風土記稿による東林寺の縁起
(今里村)
東林寺
明徳山と號す、臨済宗(鎌倉圓覺寺末)開山芳菊(元和五年六月八日卒)、慶安二年寺領七石二斗餘の御朱印を賜ふ、本尊大日(銅像、長一尺五寸天文四年の銘あり、是に據れば當寺起立以前の物にて元は富士権現の本地佛なるべし、當時の所在詳ならず、圖右の如し、)(新編相模国風土記稿より)
東林寺所蔵の文化財
- 大日如来坐像(海老名市指定重要文化財)
大日如来坐像
東林寺は、臨済宗鎌倉円覚寺末寺で、鎌倉扇ヶ谷にありましたが、天正十三年(一五八五)、禅師の芳菊により、当地に移転再建されたと伝えられています。
本尊の大日如来は、密教の最高位の仏で、宇宙そのものをあらわし、諸仏の王とされています。仏像は、高さ四六・五センチの銅造、中は空洞で、瞑想に入って思惟(心で深く考える)する法界定印を結んだ像となっています。像容は、鎌倉時代の特徴を伝えますが、天文四年(一五三五)の銘文があることから、室町時代に製作されたと考えられます。(海老名市教育委員会掲示より)
東林寺長谷川家石造宝篋印塔
東林寺の周辺図