如意庵。円覚寺の塔頭寺院
如意庵の概要
臨済宗円覚寺派寺院の如意庵は、円覚寺境内にある円覚寺の塔頭寺院です。円覚寺二十四世明巌正因大達禅師の塔所として、貞和4年(1348)萬寿寺(廃寺)内に創建、文和3年(1354)円覚寺に移転したといいます。
山号 | - |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 如意庵 |
本尊 | 宝冠釈迦如来坐像 |
住所 | 鎌倉市山ノ内425 |
宗派 | 臨済宗円覚寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 一般参観不可 |
如意庵の縁起
如意庵は、円覚寺三十六世無礙妙謙の塔所として、弟子や信者が応安3年(1370)に開創したといいます。
新編相模国風土記稿による如意庵の縁起
如意庵
開祖妙謙。高僧傳曰、釋妙顕字無礙、武州人出世相之寿福寺、尋徒円覚寺、僧問如何、是大唐行脚之事、謙曰笠重呉天雪鞵香楚地花、住職稍久、構如意開山祖、慶安2年7月13日寂。勅謚佛真禅師筆。
寺宝
文殊普賢古書一幅。筆者詳ならず下同じ。
羅漢古書二幅。
古文書四通。一は天文16年大道寺駿河守盛昌が瑞光庵敷地の寄附状、二は同年北条氏が養龍軒、聴好庵敷地の寄附状、一は永禄9年大道寺資親が養龍軒寄附地の添状。(新編相模国風土記稿円覚寺項より)
如意庵所蔵の文化財
- 宝冠釈迦如来坐像
- 木造禅師像の頭部
- 中興開山二十一世巨涵忍龍筆襖絵
如意庵の周辺図