報国寺。竹の寺、足利、上杉両氏の菩提寺
報国寺の概要
臨済宗建長寺派寺院の報国寺は、功臣山と号します。建武元年(1334年)、足利家時が開基となり、天岸慧広(仏乗禅師)を開山に迎えて創建しました。天岸慧広(仏乗禅師)は、円覚寺の開山・無学祖元に師事し、中国(元)へ渡って修行した高僧で、東帰集を著しています。足利、上杉両氏の菩提寺として栄え、鎌倉三十三観音霊場10番となっている他、竹の寺として有名です。
山号 | 功臣山 |
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院号 | - |
寺号 | 報国寺 |
本尊 | 釈迦如来坐像 |
住所 | 鎌倉市浄明寺2-7-4 |
宗派 | 臨済宗建長寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 足利、上杉両氏の菩提寺、竹の寺、鎌倉三十三観音霊場10番 |
報国寺の縁起
報国寺は、建武元年(1334年)、足利家時が開基となり、天岸慧広(仏乗禅師)を開山に迎えて創建しました。天岸慧広(仏乗禅師)は、円覚寺の開山・無学祖元に師事し、中国(元)へ渡って修行した高僧で、東帰集を著しています。足利、上杉両氏の菩提寺として栄えた他、鎌倉三十三観音霊場10番となっています。
鎌倉市掲示による報国寺の縁起
足利、上杉両氏の菩提寺として栄えました。
開山は五山文学を代表する天岸慧広(仏乗禅師)です。仏乗禅師は、中国より招聘された円覚寺の開山・無学祖元に師事し、のちに中国へ渡って修行した高僧です。開山自筆と伝えられる「東帰集」や、自ら使用した「天岸」、「慧広」の木印は国の重要文化財で、鎌倉国宝館に保管されています。
孟宗竹の竹林が有名で、竹の寺とも言われています。(鎌倉市掲示より)
報国寺所蔵の文化財
- 東帰集(国重要文化財)
- 天岸慧広戒牒(国重要文化財)
- 天岸慧広頂相(国重要文化財)
- 在中和尚頂相(神奈川県指定文化財)
- 羅漢図(神奈川県指定文化財)
- 花鳥図(神奈川県指定文化財)
- 文殊大士像(市指定文化財)
- 十六羅漢像(市指定文化財)
- 晹谷和尚頂相(市指定文化財)
- 牡丹蝶鳥銅鏡(市指定文化財)
- 釈迦如来坐像(市指定文化財)
- 仏乗禅師坐像(市指定文化財)
報国寺の周辺図