長寿寺。建長寺の塔頭寺院、足利尊氏開基
長寿寺の概要
臨済宗建長寺派寺院の長寿寺は、宝亀山と号し、建長寺境外にある建長寺の塔頭寺院です。足利尊氏(長寿寺殿)が開基となり、古先印元禅師が建武3年(1336)足利尊氏の邸跡に創建しました。
山号 | 宝亀山 |
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院号 | - |
寺号 | 長寿寺 |
本尊 | 釈迦如来像 |
住所 | 鎌倉市山ノ内1503 |
宗派 | 臨済宗建長寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
長寿寺の縁起
長寿寺は、足利尊氏(長寿寺殿)が開基となり、古先印元禅師が建武3年(1336)足利尊氏の邸跡に創建しました。足利尊氏の子基氏(鎌倉公方)が七堂伽藍を建立、往時には僧堂も備えた大寺だったと伝えられます。
鎌倉市掲示板による長寿寺の縁起
長寿寺
足利尊氏が邸跡に建武3年(1336)創建し、諸山第一位の列に定めました。尊氏没後、父の菩提を弔うため鎌倉公方足利基氏によって七堂伽藍を備えた堂宇が建立されました。尊氏の法名を京都では等持院殿、関東においては長寿寺殿と称します。
開山は古先印元禅師。正面本堂に足利尊氏坐像と古先印元禅師坐像が祀られています。
右奥の観音堂は奈良の古刹忍辱山円成寺の多宝塔を大正時代に移築、改造したものです。境内奥に尊氏の遺髪を埋葬したお墓があります。(鎌倉市掲示板より)
長寿寺所蔵の文化財
- 木造観音菩薩立像
- 木造古先印元坐像
- 木造足利尊氏坐像
- 変形五輪塔
長寿寺の周辺図