龍口山法源寺。龍口寺輪番八ヶ寺、ぼたもち寺
法源寺の概要
日蓮宗寺院の法源寺は、龍口山と号します。法源寺は、妙音阿闍梨日行(元享3年1323年寂)が文保2年(1318)に創建、龍口寺輪番八ヶ寺の一寺でした。龍ノ口処刑場へ引かれていく日蓮聖人にぼたもちを捧げた比企能員夫人(桟敷婆)の実家(金子家)の菩提寺であることから、毎年9月12日にぼたもちを供え、ぼたもち寺と呼ばれているそうです。
山号 | 龍口山 |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 法源寺 |
本尊 | 曼荼羅 |
住所 | 鎌倉市腰越5-1-17 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
法源寺の縁起
法源寺は、妙音阿闍梨日行(元享3年1323年寂)が文保2年(1318)に創建、龍口寺輪番八ヶ寺の一寺でした。龍ノ口処刑場へ引かれていく日蓮聖人にぼたもちを捧げた比企能員夫人(桟敷婆)の実家(金子家)の菩提寺であることから、毎年9月12日にぼたもちを供え、ぼたもち寺と呼ばれているそうです。
新編相模国風土記稿による法源寺の縁起
(腰越村)
法源寺
龍口山と號す(下總國中山法華經寺末)開山日行(妙音阿闍梨と號す)文保二年に建つ、本尊三寶祖師(日法作)を置く、(新編相模国風土記稿より)
「日蓮宗寺院大鑑」による法源寺の縁起
文保2(1318)の創立。開山妙音阿闍梨日行。潮師法縁。竜ノ口刑場にて処刑された者の棄て場であったという。その無縁慰霊のため、腰越より当地に移転したと伝えられる。当山総代金子家先祖桟敷婆を埋葬してあるため、毎年9月12日にぼたもちを供え、ぼたもち寺の俗称がある。龍口寺輪番八ヶ寺の一寺であるため山号を竜口山と号する。寛文7年建立の題目庚申塔1基がある。(「日蓮宗寺院大鑑」より)
法源寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- 「日蓮宗寺院大鑑」