内裏山九品寺。新田義貞が創建
九品寺の概要
浄土宗寺院の九品寺は、内裏山靈嶽院と号します。九品寺は、鎌倉攻めの際に総大将だった新田義貞が建武3年(1336)敵方だった北条方の死者を弔うために創建、山門の「内裏山」・本堂の「九品寺」の文字は、新田義興が書いた文字を書写したものだといいます。鎌倉三十三観音霊場第15番です。
山号 | 内裏山 |
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院号 | 靈嶽院 |
寺号 | 九品寺 |
本尊 | 阿弥陀三尊 |
住所 | 鎌倉市材木座5-13-14 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
九品寺の縁起
九品寺は、鎌倉攻めの際に総大将だった新田義貞が建武3年(1336)敵方だった北条方の死者を弔うために創建、山門の「内裏山」・本堂の「九品寺」の文字は、新田義興が書いた文字を書写したものだといいます。
鎌倉市掲示による九品寺の縁起
九品(くほん)とは、九種類お往生のありさまのことをいいます。極楽往生を願う人々の生前の行いによって定められます。上品、中品、下品のそれぞれに、上生、中生、下生があり、合わせて九品とされます。
鎌倉攻めの総大将であった新田義貞が、鎌倉幕府滅亡後に敵方であった北条氏の戦死者を供養するために、材木座に建立しました。山門の「内裏山」、本堂の「九品寺」の文字は、新田義貞の筆を写したものといわれます。本尊は阿弥陀三尊です。(鎌倉市掲示より)
新編相模国風土記稿による九品寺の縁起
(亂橋村)九品寺
内裏山靈嶽院と號す、浄土宗(材木座村、光明寺末、)三尊の彌陀を本尊とす、中興を卓辨と云へり(新編相模国風土記稿より)
九品寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿