有馬神明神社。有馬の鎮守
有馬神明神社の概要
有馬神明神社は、川崎市宮前区有馬にある神社です。有馬神明神社の創建年代は不詳ながら、当社近くにあった杉山神社とともに当地の鎮守だったといいます。明治43年杉山社、東寄りにあった神明社を合祀したといいます。
社号 | 神明神社 |
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祭神 | 大日孁貴命 |
相殿 | 五十猛命 |
境内社 | 稲荷社 |
祭日 | 10月7日 |
住所 | 川崎市宮前区有馬5-13-24 |
備考 | - |
有馬神明神社の由緒
有馬神明神社の創建年代は不詳ながら、当社近くにあった杉山神社とともに当地の鎮守だったといいます。明治43年杉山社、東寄りにあった神明社を合祀したといいます。
新編武蔵風土記稿による有馬神明神社の由緒
(有馬村)
神明社
村の東丘上にして遠山政之助の采地の内なり、同人給地中の鎮守なり、社八尺に四間ありて拝殿に續けり、拝殿は四間に二間半、前に木の鳥居三基を建、それより石階四壇あり、例祭六月廿一日九月七日の兩日にして、平村より社人来りて興行せり、村内の總持なり。
神明社
村の西丘上にあり、曾根主税が采地の内にありて其所の鎮守なり、社三間に二間なり、前に鳥居を建り、例祭八月廿四日、杉山社と隔年なり。
杉山社
是も西の方丘上にて曾根主税が采地の鎮守なり、本社九尺四方拝殿三間に二間、前に僅なる鳥居あり、例祭は前の神明社と隔年に執行す、末長村明鏡寺持なり。(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による有馬神明神社の由緒
創立の年暦は不詳である。明治三年の神社明細帳には御社殿は弘化二年十二月の再建とあり、同年十二月の有馬村明細帳によれば、当時村内には神明宮二社、杉山明神一社の計三社があったと記している。現神明神社は当時から同北耕地所在のものであり、東耕地の神明宮と北耕地の杉山明神とがこれに合併されたものである。祭礼は古くは八月二十四日、九月七日であった。(神奈川県神社誌より)
境内掲示による有馬神明神社の由緒
創立の年暦は不詳ですが、現在残されている記筆から文政六年(一八二三年)以前と推察されます。
明治三年の「神社明細帳」には、弘化二年(一八四五年)に再建とあり、また「新編武蔵風土記稿」には、当時の有馬村に神明神社二社と杉山神社の三社がありましたが、明治四十三年現在の神明神社に合併されたとあります。
その後、幾多の改修が行われ、平成十三年五月老朽化により取りこわし、十四年九月新社殿が竣功いたしました。(境内掲示より)
有馬神明神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 神奈川県神社誌