菅生神社。天福元年白旗八幡大神分霊を奉斎、下菅生村字蔵敷の鎮守
菅生神社の概要
菅生神社は、川崎市宮前区菅生にある神社です。菅生神社は、天福元年(1233)に白旗八幡大神の分霊を奉斎して創建、下菅生村字蔵敷の鎮守社だったといいます。明治43年に字初山の正八幡大神、字枝谷の神明神、字水沢の旭稲荷神社、字枝谷の御嶽神社その他十社を合併して菅生神社と改称したといいます。
社号 | 菅生神社 |
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祭神 | 神功皇后、応神天皇、仁徳天皇、天照皇大神 |
相殿 | 玉依姫命 日本武尊 大日孁貴命 太田命 倉稲魂命 大宮姫命 伊邪冊命 火産霊命 猿田彦命 大山祇命 天児屋根命 事解男命 速玉男命 |
境内社 | 稲荷社 |
祭日 | 10月第一日曜日 |
住所 | 川崎市宮前区菅生2-8-1 |
備考 | - |
菅生神社の由緒
菅生神社は、天福元年(1233)に白旗八幡大神の分霊を奉斎して創建、下菅生村字蔵敷の鎮守社だったといいます。明治43年に字初山の正八幡大神、字枝谷の神明神、字水沢の旭稲荷神社、字枝谷の御嶽神社その他十社を合併して菅生神社と改称したといいます。
新編武蔵風土記稿による菅生神社の由緒
(下菅生村)八幡社
蔵敷にあり、その地の鎮守なり、神體は木像にて長八寸ばかり、鎮座の年歴詳ならず、例祭年々九月十五日七坐の神楽あり、平村神職小泉信濃か持なり。(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による菅生神社の由緒
往時は若宮八幡大神と称して、元武州橘樹郡下菅生郷、字蔵敷の鎮守であった。創立は天福元年(一二三三)、同郡平村白旗八幡大神からの御分霊を奉斎したといわれ、当時の社地は約三反歩と記されている。
明治四十三年四月二十六日、当時の橘樹郡向丘村菅生の小字初山の正八幡大神、同枝谷の神明神社(創立久治元年)同水沢の旭稲荷神社、同枝谷の御嶽神社その他十社を合併して菅生神社と改称し菅生全域の鎮守となった。現在の社殿は昭和四年十月五日に再建されたもので、近郷随一の御社殿といわれている。(神奈川県神社誌より)
菅生神社所蔵の文化財
- 初山獅子舞(神奈川県指定無形民俗文化財)
初山獅子舞
初山獅子舞の由来は明らかではありませんが、初山獅子舞保存会で所有している三頭の獅子頭と仲立面が江戸時代初期のものと推定されますので、この頃から当地で舞われてたものと考えられます。
現在では毎年十月第一日曜日に保存会によって菅生神社境内で舞われています。
舞は、天狗の面を付けたヘイオイと、剣獅子・玉獅子・巻獅子の四人で舞われますが、このほかに金棒引きや笛の吹き手、唄い手が加わり演じられます。
川崎市教育委員会は、江戸時代初期の獅子頭と仲立面を昭和三十六年九月十八日、川崎市重要郷土資料に、また初山獅子舞は、平成十三年二月十三日、神奈川県指定無形民俗文化財に指定されました。(川崎市教育委員会掲示より)
菅生神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 神奈川県神社誌