関神社。原勘解由左衛門勝久が当地を開墾する際に近江国の関明神を勧請
関神社の概要
関神社は、川崎市中原区上小田中にある神社です。関神社は、原勘解由左衛門勝久が当地を開墾する際に、近江国逢坂の関明神を勧請して創建したといいます。
社号 | 関神社 |
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祭神 | 豊国姫命 |
相殿 | 蝉丸神社 |
境内社 | - |
祭日 | 9月15日 |
住所 | 川崎市中原区上小田中1-13-1 |
備考 | - |
関神社の由緒
関神社は、後裔原勘解由左衛門勝久が当地を開墾する際に、近江国逢坂の関明神を勧請して創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による関神社の由緒
(上小田中村)関明神社
村の北の方にて小名大ヶ谷戸にあり。其所の鎮守なり。近江国逢坂にたてる関明神のうつしなり。社南向2間に1間の覆屋あり。小社前に鳥居あり。例祭は9月17日宝蔵寺の持なり。(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による関神社の由緒
当所の氏子、原一族の祖は、武田一族に仕えた原美濃守の末流であるが、慶長十年に至り、後裔原勘解由左衛門勝久、此地に住し、当地開墾に従事した時、工程、遅々として進まなかった。以て日頃信仰せる関蝉丸神社に祈願を籠めたところ、一夜にして霊示あり、「我を此地に祀らば工忽ち成就すべし」と。以て直に社殿を造営し、神霊を鎮守するや不思議にも開拓の大業忽ち成ったと伝えられる。(神奈川県神社誌より)
関神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 神奈川県神社誌