住吉神社。木月村鎮守だった矢倉明神社に諸社を合祀
住吉神社の概要
住吉神社は、川崎市中原区木月にある神社です。住吉神社は、木月村鎮守だった矢倉明神社に明治42年木月村内の十社を合祀、住吉神社と改称したといいます。
社号 | 住吉神社 |
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祭神 | 大己貴命、天照皇大御神、誉田別命、大国主命、須佐之男命、天津児屋根命、菅原道真公、菊理姫命、倉稲魂命、建御名方命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
祭日 | 8月第4日曜日 |
住所 | 川崎市中原区木月1-20-1 |
備考 | - |
住吉神社の由緒
住吉神社は、木月村鎮守だった矢倉明神社に明治42年木月村内の十社を合祀、住吉神社と改称したといいます。
新編武蔵風土記稿による住吉神社の由緒
(木月村)
矢倉明神社
村の乾によりてあり、社前に拝殿あり、祭神及び勧請の年歴詳ならず、村の記に寛永十五年建立せしよしあれば、この時始て造營せしものか、されどこのこと全く社傳を失ひたれば古より立たる宮を再建せしも又しるべからず、例祭は毎年九月二十日、村内妙海寺司どれり
伊勢宮
村の北方耕地の中にある小祠なり、元和年中の勧請にして村内妙海寺・大楽寺兩寺の持なり
白山社
村の西にあり百姓持
春日社
村の北にあり是も百姓持
第六天社
村の南にあり、小祠妙海寺持
天神社
村の中ほどにあり、當社はわづかなる祠なれど社地に大さ三間ばかりなる松樹立れば古き社なることしらる、百姓持
八幡社
村の東によりてあり、本社は尤小祠にて前に二間半に一間半の拝殿あり、是も百姓持
天王社
村の西にあり、社前に二間四方の拝殿あり、妙海寺持
諏訪社
村の巽の方矢上川の邊にあり、是も妙海寺持(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による住吉神社の由緒
当神社は元、矢倉神社と称していたが、明治四十二年村内鎮座の、伊勢宮、八幡社、子之神社、八雲神社、春日神社、天神社、白山神社、稲荷社、諏訪神社、神明神社の十社を矢倉神社に合祀し、村名を取り住吉神社と改称した。矢倉神社の創建年代は詳らかでないが、武蔵風土記の木月村の項に「矢倉明神社、村の乾によりてあり、社前に拝殿あり」と書かれている。大正末の東横線開通に始まり、数度に渡る駅拡張工事により、境内は往時の半分程になってしまった。現在の社殿は昭和三十四年に改築した。(神奈川県神社誌より)
住吉神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 神奈川県神社誌