北加瀬熊野神社。北条氏直が天正15年に創建、北加瀬村の鎮守
北加瀬熊野神社の概要
北加瀬熊野神社は、川崎市幸区北加瀬にある神社です。北加瀬熊野神社は、北条氏直が天正15年に創建、北加瀬村の鎮守社だったといいます。明治42年北加瀬村にあった村内山崎、原、西の各稲荷社を合祀したといいます。
社号 | 熊野神社 |
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祭神 | 伊邪那岐命、伊邪那美命、速玉男命、事解男命、倉稲魂命 |
相殿 | - |
境内社 | 浅間神社 |
祭日 | 8月第一日曜日 |
住所 | 川崎市幸区北加瀬1-13-2 |
備考 | - |
北加瀬熊野神社の由緒
北加瀬熊野神社は、北条氏直が天正15年に創建、北加瀬村の鎮守社だったといいます。明治42年北加瀬村にあった村内山崎、原、西の各稲荷社を合祀したといいます。
新編武蔵風土記稿による北加瀬熊野神社の由緒
(北加瀬村)熊野社
加瀬山の中了源寺の背にあり、村の鎮守なり、覆屋二間四方中に三尺四方の宮を置り、石をもて作れる鳥居と木の鳥居あり、相傳此社は北條左京大夫氏直の建立なりと、この社に並びて富士浅間の社あり、その處は小高くして富士山の形をなせり、前に鳥居を立つ村内壽福寺の持。
稲荷社
村の東の方にあり、二間に三間の祠、東向前にちひさき鳥居を立つ、山崎稲荷と號せり、當社に元禄の棟札あり、この頃再建なりや、鎮座の年歴又名を得し故詳ならず、村内壽福寺の持。
稲荷社
村の西にあり是も二間に三間東向前に鳥居を立り勧請の年代を傳へず、村民の持。
稲荷社
村の中央小名原にあり、二間に三間南向、豊島魂稲荷と呼り、鎮座の初をしらず、村民の持。(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による北加瀬熊野神社の由緒
社伝によると、天正十五年北条氏直の創建と伝える。新編武蔵風土記、北加瀬村の項に「熊野社、加瀬山の中、了源寺の背にあり村の鎮守なり」と記され、明治四十二年稲荷神社を合祀した。(神奈川県神社誌より)
境内掲示による北加瀬熊野神社の由緒
當社は武蔵風土記によると天正十五年十月(今より三八三年前)後陽成天皇の御代北條左京太夫氏直の建立したものであると、又他の古書によればそれ以前既に鎮座しありしもののようにも傳えられる。一説には安政九年頃(一〇九年前)火災に罹りしとも傳う。現在の境内に本宮、二の宮、三の宮と三社鎮座していたが明治四十二年二の宮、三の宮並に村内山崎、原、西の各稲荷社を本宮に合祀した。
大正十二年九月関東大震災に罹災したため應急修理をなし昭和七年春再建工事に着手九月完成現在にいたる。(境内掲示より)
北加瀬熊野神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 神奈川県神社誌