西生田杉山社。慶長18年銘の棟札、五段田村の鎮守社
西生田杉山社の概要
西生田杉山社は、川崎市多摩区西生田にある神社です。西生田杉山社の創建年代等は不詳ながら、慶長18年(1613)銘の棟札があったといい、江戸期には五段田村の鎮守社だったといいます。
社号 | 杉山社 |
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祭神 | 日本武尊 |
相殿 | - |
境内社 | 鹿島社 |
祭日 | 9月20日 |
住所 | 川崎市多摩区西生田3-3-2 |
備考 | 旧五段田村鎮守 |
西生田杉山社の由緒
西生田杉山社の創建年代等は不詳ながら、慶長18年(1613)銘の棟札があったといい、江戸期には五段田村の鎮守社だったといいます。
新編武蔵風土記稿による西生田杉山社の由緒
(五段田村)杉山社
村の西山丘の上にあり、村の鎮守にて観音寺の持なり、勧請の年代を傳へず、本地不動の木像を神體とす、立身にして長二尺五寸餘、本社は一間四方にて宮作なり覆屋三間四方東に向ふ、それより十歩ばかりをへたてて鳥居をたつ、それより北の方一町ばかりにして西へをれて石階七十餘級あり、祭禮は年々九月二十日、當社勧請の年代を詳にせず、古棟札に慶長十八年卯月一日、領主本田佐渡守再造のよしをしるしたれば、それよりさきに勧請せしことしるべし其後慶安二年の棟札には、領主市岡太左衛門本田四郎兵衛とあり、又寛文九年の棟札に市岡五左衛門本田善之助とあり、天和四年のには市岡五左衛門一人をしるせり。
末社鹿島社。
本社に向って右二ある小祠なり、石にて作る。(新編武蔵風土記稿より)
神奈川県神社誌による西生田杉山社の由緒
創建年代は不明であるが、現在杉山社の御神体とされている御神剣に「慶長十八年四月一日願主本多佐渡守が両代官、小林九良左エ門、岡本八郎右エ門をして之を再建せしむ」と刻してある。(神奈川県神社誌より)
西生田杉山社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 神奈川県神社誌