菅北浦薬師堂。神奈川県指定無形民俗文化財の菅獅子舞
菅北浦薬師堂の概要
菅北浦薬師堂は、川崎市多摩区菅北浦にある堂宇です。菅北浦薬師堂の創建年代等は不詳ながら、薬師如来像は地主神として子之神社と共に祀られ、併せて法泉寺の鎮守となっていたといいます。薬師堂境内で奉納される菅獅子舞は神奈川県無形民俗文化財に指定されています。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 薬師堂 |
本尊 | 薬師如来像 |
住所 | 川崎市多摩区菅北浦4-16-2 |
宗派 | |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
菅北浦薬師堂の縁起
菅北浦薬師堂の創建年代等は不詳ながら、薬師如来像は地主神として子之神社と共に祀られ、併せて法泉寺の鎮守となっていたといいます。
新編武蔵風土記稿による菅北浦薬師堂の縁起
(菅村)薬師堂
字大谷にあり、四間四面の堂にて前に七尺許の石階あり、この薬師は法泉寺の鎮守とする所の佛にして、人の拝することをゆるさず、その詳なることは已に垂迹根上明神の下に辨じたればあはせ見るべし。(新編武蔵風土記稿より)
菅北浦薬師堂所蔵の文化財
- 菅獅子舞(神奈川県指定無形民俗文化財)
菅獅子舞と薬師堂
菅獅子舞の由来は明らかではありませんが、この獅子舞の復活興行を願い出た明和八年(一七七一)の文書が発見されたことから、相当古くからこの地に伝えられていたことが推察できます。現在は、毎年九月第二日曜日に菅獅子舞保存会によって薬師堂の土俵で舞われています。
舞は、天狗と牡嗣子・牝嗣子・久嗣子の四人で舞われ、内容は牝嗣子をめぐって牡嗣子が争うという、いわゆる牝嗣子隠しの形式です。
菅獅子舞は、平成十三年二月十三日、神奈川県指定無形民俗文化財に指定されました。(川崎市教育委員会掲示より)
菅北浦薬師堂の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿