善立寺。多摩川三十三ヶ所観音霊場
善立寺の概要
日蓮宗寺院の善立寺は、龍燈山と号します。善立寺の創建年代は不詳ながら、天台宗寺院として慈覚大師が創建したと伝えられるといいます。日成(天正4年1576年寂)が日蓮宗寺院として開山、不受不施派に対する禁制により廃寺となったものの、日徳が再興したといいます。多摩川三十三ヶ所観音霊場9番です。
山号 | 龍燈山 |
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院号 | - |
寺号 | 善立寺 |
住所 | 川崎市多摩区登戸2474 |
宗派 | 日蓮宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
善立寺の縁起
善立寺の創建年代は不詳ながら、天台宗寺院として慈覚大師が創建したと伝えられるといいます。日成(天正4年1576年寂)が日蓮宗寺院として開山、不受不施派に対する禁制により廃寺となったものの、日徳が再興したといいます。
新編武蔵風土記稿による善立寺の縁起
(登戸村)善立寺
村の巽の方にあり、日蓮宗池上本門寺の末、龍燈山と號す、開山日成天正四年二月寂すといへり、住僧の話に當寺は慈覺大師の剏立にて古寺なりき、日成より第十世の時不受不施の罪によりて一旦廢寺となりしを、日徳と云僧これを再興せり、舊くより傳へしものは皆失ひ、纔に天正十七年八月源貞と書せる縁起あり、その縁起の内考證とすべきことなければのせず、客殿七間に六間半西向本尊を安せり。
番神堂。門を入つ左にあり、わづかなる堂なり。中根壱岐守が姫の起立なりと云。
七面堂。番神堂の並にあり、二間に一間半、拝殿二間に三間、神像女體法冠を戴き岩石の上に踞す、長九寸餘。(新編武蔵風土記稿より)
善立寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿