成願寺。小田原市成田にある曹洞宗寺院
成願寺の概要
曹洞宗寺院の成願寺は、耕徳山と号します。成願寺は、梁屋恵棟(明応4年1495年卒)が明応4年(1495)に開山、当地の村民平右衛門(心翁清安)が中興開基したといいます。江戸期には布袋尊などの仏絵師として著名な風外慧薫(慶安3年1650年寂)が住持を務めていました。
山号 | 耕徳山 |
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院号 | - |
寺号 | 成願寺 |
本尊 | 釈迦如来像 |
住所 | 小田原市成田163 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
成願寺の縁起
成願寺は、梁屋恵棟(明応4年1495年卒)が明応4年(1495)に開山、当地の村民平右衛門(心翁清安)が中興開基したといいます。江戸期には布袋尊などの仏絵師として著名な風外慧薫(慶安3年1650年寂)が住持を務めていました。
新編相模国風土記稿による成願寺の縁起
(成田村)
成願寺
耕徳山と號す、曹洞宗、(谷津村福泉寺末、)開山梁屋棟、(明應四年七月十五日卒、)中興開基心翁清安、(村民なり、平右衛門と稱し、寛文七年九月六日死、今に子孫あり、)本尊釋迦、
△大鐘。元禄六年の鋳鐘なり、(楼は破損して今本堂の軒に掛、)
△薬師堂
△衆寮 地蔵を本尊とす、
△白山社(新編相模国風土記稿より)
「川東仏教会寺院名鑑」による成願寺の縁起
梁屋恵棟大和尚を開山とする。江戸時代初期、画僧風外慧薫が仮寓せしとあるが、残念ながら詳細は不明。明治時代に二度の火災、関東大震災の倒壊等により古文書類は皆無に等しい。「前期三国正宗仏祖図」は、平成5年、諸堂修復工事を記念して大破していたものを改築したものである。(「川東仏教会寺院名鑑」より)
成願寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- 「川東仏教会寺院名鑑」