玉泉寺。小田原市田島にある臨済宗建長寺派寺院
玉泉寺の概要
臨済宗建長寺派寺院の玉泉寺は、金剛山と号します。玉泉寺は、三浦の古沢氏を開基として永仁6年(1298)に創建、雪庭白禅師(元応2年1320年寂)が開山したといいます。
山号 | 金剛山 |
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院号 | - |
寺号 | 玉泉寺 |
本尊 | 釈迦如来坐像 |
住所 | 小田原市田島577 |
宗派 | 臨済宗建長寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
玉泉寺の縁起
玉泉寺は、三浦の古沢氏を開基として永仁6年(1298)に創建、雪庭白禅師(元応2年1320年寂)が開山したといいます。
境内石碑による玉泉寺の縁起
金剛山玉泉寺の由来
この寺は、金剛山(韓人述斉の筆)と号し、臨済宗建長寺派の末寺です。
正応四年(一二九一)に玉仲珊甫禅師が開山となり禅師に帰依した三浦の古沢氏を開基とする寺暦七百年の古刹である。
公爵九条道孝公筆の寺号額(玉泉寺)を掲げる本堂には、本尊として釈迦如来坐像を奉安してある。寛永四年(一六六四)仏師五郎兵衛の作と伝えられている。
門外には、「経石 名号石」がある。これは往古唐の国より大般若経が渡来する際、船底に積まれていたものと言われている。また、この寺は、俳人で鴨立庵主(七代目)柴居(三浦三郎次)の菩提寺として知られている。(境内石碑より)
新編相模国風土記稿による玉泉寺の縁起
(田島村)
玉泉寺
金剛山と號す、臨済宗、(鎌倉建長寺末、)開山玉仲珊甫、(元徳元年八月十五日卒、)本尊釋迦、中興如雲、(正保二年卒、)門に金剛山の三字を扁す、(韓人述斎の筆、)門前に一巨石あり、(高六尺、幅三尺、異國より經文を渡せし時、船底に積し石にて、國府津村眞楽寺に安ずる名號石と同じと云、)
△天神社(新編相模国風土記稿より)
玉泉寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿