田名塩田天地社。祭事「的祭」発祥の社
田名塩田天地社の概要
田名塩田天地社は、相模原市中央区田名塩田にある神社です。田名塩田天地社の創建年代等は不詳ながら、少なくとも享保11年(1726)以前には創建していたといいます。新編相模国風土記稿記載によると【倭名鈔】に高座郡内にはかつて「鹽田郷」があり、田名が村名となる前には塩田が地名だったといい、また、田名八幡宮の祭事「的祭」はもともと当社の神事だっとも伝えられることから、田名八幡宮に末社として祀られる前から田名塩田に鎮座していたものと推測できます。
社号 | 天地社 |
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祭神 | 天常立命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 相模原市中央区田名塩田4-1 |
祭日 | 例祭日8月24日 |
備考 | - |
田名塩田天地社の由緒
田名塩田天地社の創建年代等は不詳ながら、少なくとも享保11年(1726)以前には創建していたといいます。新編相模国風土記稿記載によると【倭名鈔】に高座郡内にはかつて「鹽田郷」があり、田名が村名となる前には塩田が地名だったといい、また、田名八幡宮の祭事「的祭」はもともと当社の神事だっとも伝えられることから、田名八幡宮に末社として祀られる前から田名塩田に鎮座していたものと推測できます。
新編相模国風土記稿による田名塩田天地社の由緒
(田名村)
該当記載なし(新編相模国風土記稿より)
「さがみはら風土記稿」による田名塩田天地社の由緒
天地社は塩田地区の鎮守として集落の北端にあります。以前は境内から湧き出る清水を利用してワサビが栽培されていました。
さて、この神社は江戸時代には「天地大明神」と称され、現在田名八幡宮で行われる「的祭」はもともとはここの行事だったと伝えられています。そのため以前は八幡宮の神主がここをお参りした後に、その行事に取りかかったといわれています。ちなみに「天地社」という神社は少なく、全国でも3社しかないといわれています。(「さがみはら風土記稿」より)
田名塩田天地社の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿
- さがみはら風土記稿