浅間神社(落合)|前沢村から分村して開村した落合村の鎮守
浅間神社(落合)の概要
浅間神社(落合)は、東久留米市浅間町にある浅間神社です。浅間神社(落合)の創建年代は不詳ですが、当社の鎮座する浅間町はもと落合村と呼ばれ、前沢村からの分村と伝えられていることから、開村時に落合村の鎮守として創建したと推定されます。現在は南沢氷川神社の兼務社です。
社号 | 浅間神社 |
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祭神 | 木花咲耶姫命 |
相殿 | - |
境内社 | 小御嶽神社、稲荷社 |
住所 | 東久留米市浅間町3-7-1 |
祭日 | - |
備考 | 落合村の鎮守、南沢氷川神社の兼務社 |
浅間神社(落合)の由緒
浅間神社(落合)の創建年代は不詳ですが、当社の鎮座する浅間町はもと落合村と呼ばれ、落合村は前沢村からの分村と伝えられていることから、開村時に落合村の鎮守として創建したと推定されます。
新編武蔵風土記稿による浅間神社(落合)の由緒
(落合村)浅間社
社地1段5畝、年貢地。村の東にあり。上屋2間に3間にて中に小祠を置。西向。村の鎮守。例祭3月15日、村民持。
稲荷祠、天王祠。右何れも小祠。本社の左右にあり。(新編武蔵風土記稿より)
東久留米市史による浅間神社(落合)の由緒
もと落合村の鎮寺であって、 『新編武蔵風土記稿』には、
浅間社 社地一段五畝、年貢地、村の東にあり、上屋二間に三間にて中に小祠を置、西向、村内の鎮守、例祭三月十五日、村民持
と記されている。
現社殿も西向きで、旧状をとどめているが、拝殿は昭和三七年に新築された。この時旧拝殿を移築して社務所の一部としたが、その際、拝殿の軒桁に記された墨書が発目され、「寛政二年造立」(一七九〇)のものであることがわかった。この拝殿が『新編武蔵風土記稿』に記された上屋のことで、二間に三間の規模である。柱上の絵様肘木から見ても、江戸中期の特徴をよくとどめている。古老の話では、社殿はこの拝殿だけであって、その後ろに、石の祠(明治一五年造立)が安置されていたという。(東久留米市史より)
浅間神社(落合)の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 東久留米市史