秋津花見堂|長源寺の桜を見るために設けられた堂
秋津花見堂の概要
曹洞宗堂宇の秋津花見堂は、東村山市秋津町にある堂宇です。秋津花見堂の創建年代は不詳ながら、柳瀬川向かいにある長源寺の桜を見るために設けられ、「花見堂」と名付けられたといいます。
山号 | - |
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院号 | - |
寺号 | 花見堂 |
住所 | 東村山市秋津町5-1 |
本尊 | 釈迦如来坐像 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
秋津花見堂の縁起
秋津花見堂の創建年代は不詳ながら、柳瀬川向かいにある長源寺の桜を見るために設けられ、「花見堂」と名付けられたといいます。
「ひがしむらやま文化財風土記」による秋津花見堂の縁起
花見堂は、西部池袋線秋津駅に程近い小高い丘の上に建つ小堂で、「花見堂共同墓地」と呼称されている。当堂の名は、市内に伝えられる民話に見ることができる。
民話では、当堂が建つ丘は、昔、柳瀬川を挟んだ所沢市下安松の長源寺境内の桜を見るために舞台を設けた場所であり、そのような理由から「花見」堂と名づけられたという。当堂に墓地を持っているほとんどの家は所沢市下安松長源寺の檀家で、民話を裏付けるかのようである。長源寺は元亀元年(一五七〇)の創建と伝えられ、中世から近世に栄えているので、関連づけられている花見堂の建立も同じ時期と憶測されるが、詳細は伝えられていない。(「ひがしむらやま文化財風土記」より)
秋津花見堂の周辺図
参考資料
- 「ひがしむらやま文化財風土記」