稲荷神社(羽村)|羽村東ヶ谷戸の鎮守
稲荷神社(羽村)の概要
稲荷神社(羽村)は、羽村市羽東にある神社です。稲荷神社(羽村)の創建年代等は不詳ながら、稲荷社と称して禅林寺の西南あたりに鎮座、東ヶ谷戸の鎮守だったといい、明治39年当地へ遷座したといいます。
社号 | 稲荷神社 |
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祭神 | 宇迦之御魂之神、建速素戔男尊、玉祖命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 羽村市羽東2-14-1 |
祭日 | 4月第二日曜日、9月19日 |
備考 | - |
稲荷神社(羽村)の由緒
稲荷神社(羽村)の創建年代等は不詳ながら、稲荷社と称して禅林寺の西南あたりに鎮座、東ヶ谷戸の鎮守だったといい、明治39年当地へ遷座したといいます。
新編武蔵風土記稿による稲荷神社(羽村)の由緒
(羽村)稲荷社
覆屋に間四方なり、宮澤越後持。(新編武蔵風土記稿より)
稲荷神社(羽村)所蔵の文化財
- 稲荷神社本殿(羽村市指定有形文化財)
- 八雲神社山車(羽村市指定有形文化財)
稲荷神社本殿
創建年月は不詳ですが、江戸時代後期の地誌『新編武蔵風土記稿』に「稲荷社」と記述されています。東ヶ谷戸の鎮守で、祭神は宇迦之御魂之神、建速素戔男尊、玉祖命です。
もと禅林寺の西南にあったのを明治三十九年にこの地へ移し、平成二年に拝殿覆殿等を大改築しました。
本殿の形は一間社流造で、社殿全面に彫刻がほどこされ、江戸時代後期社寺建築様式の典型的建築です。
宮大工小林播磨(藤馬)等の作で、木割帳等の記録により、弘化三年(一八四六)に着手し、嘉永元年(一八四八)に竣工したものと推定されます。神輿も同人等の作です。(羽村市教育委員会掲示より)
八雲神社山車
この山車は大正8年(1919)砂川村一番組(現立川市砂川町)から譲り受けたものです。八雲神社は稲荷神社に合祀されているので、この境内に所蔵されています。
本体の中央部には盛留(一本柱)が建てられ、その上に付く六角形の高欄に素盞嗚尊と櫛稲田姫の人形が飾られ、正面の柱に絡む昇り龍・降り龍の彫刻はみごとなものです(現在は道路事情により高欄を外して曳いています)。
建立は文久二年(1862)で、手がけたのは坊村(現入間市宮寺)出身の伊東清右衛門他十四人の大工彫刻師であると伝えられています。(羽村市教育委員会掲示より)
稲荷神社(羽村)の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿