福生院|奥多摩新四国霊場八十八ヶ所
福生院の概要
臨済宗建長寺派寺院の福生院は、玉應山と号します。福生院の創建年代等は不詳ながら、福生市ページでは、「鎌倉五山寿福寺派。寺伝によれば応永18年(1411年)開山。足利四代将軍足利義持を開基として創建されたと伝えられています。」といいます。奥多摩新四国霊場八十八ヶ所89番です。
山号 | 玉應山 |
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院号 | 福生院 |
寺号 | - |
住所 | 福生市熊川716 |
宗派 | 臨済宗建長寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
福生院の縁起
福生院の創建年代等は不詳ながら、福生市ページでは、「鎌倉五山寿福寺派。寺伝によれば応永18年(1411年)開山。足利四代将軍足利義持を開基として創建されたと伝えられています。」といいます。
新編武蔵風土記稿による福生院の縁起
(熊川村)福生院
境内除地、三段二十四畝、済派の禅宗、當郡野邊村普門寺末、本尊釋迦近年失火して過去帳をも焼失せし故、開山開基詳ならず、堂宇いまだ再興せず。
観音堂。境内にあり、十一面観音長五寸許、是亦焼失して再興せず。(新編武蔵風土記稿より)
福生院所蔵の文化財
- 伝開山月堂宗秋禅師坐像一躯(福生市指定有形文化財)
- 釈迦如来坐像一躯(福生市指定有形文化財)
- 嘉元四年銘板碑(福生市指定有形文化財)
- 長塩氏の墓(福生市指定史跡)
伝開山月堂宗秋禅師坐像一躯
伝開山月堂宗秋禅師坐像は、相貌は写実的で、構えなども毅然とした高僧の風格を醸し、深く力強さもある。中世彫刻としても写実性を充分に備えており、室町時代の頂相彫刻の優品として注目される芸術上価値のある文化財である。(福生市教育委員会掲示より)
釈迦如来坐像一躯
釈迦如来坐像は懸仏として制作されたものと推定される。面部や衣紋線などの細部において神経の行きとどいたつくりを見せている。歴史上または芸術上価値のある文化財である。(福生市教育委員会掲示より)
福生院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿