龍澤山保井寺|武相卯歳観音霊場
保井寺の概要
曹洞宗寺院の保井寺は、龍澤山と号します。保井寺は、北條氏の家人井上某法謚麒山麟永居士が開基檀越となり、柚木永林寺四世照鑑(1595年寂)が開山、慶安年間(1648-1651)には寺領4石5斗の御朱印状を拝領したといいます。武相卯歳観音霊場12番です。
山号 | 龍澤山 |
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院号 | - |
寺号 | 保井寺 |
住所 | 八王子市堀之内547 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
保井寺の縁起
保井寺は、北條氏の家人井上某法謚麒山麟永居士が開基檀越となり、柚木永林寺四世照鑑(1595年寂)が開山、慶安年間(1648-1651)には寺領4石5斗の御朱印状を拝領したといいます。
新編武蔵風土記稿による保井寺の縁起
(堀ノ内村)保井寺
小名寺澤にあり、龍澤山と號す、慶安年中寺領四石五斗の御朱印を賜はる、境内もその寺領の内なれば、定れる坪数なし、曹洞派の禅宗にて、柚木永林寺の末寺なり、開山は本山第四世照鑑源氏なり、開基檀越は井上某法謚麒山麟永居士と號するものなり、これは北條氏の家人ならんと云のみにて、その餘傳ふる所なし、始五代ほどの間は、寺格もひくくして、平僧地と號するものなりしと云、客殿九間に六間、本尊虚空蔵木の立像長二尺餘。
白山社。本堂の前にあり、境内の鎮守なり、小社にて石を以て造れり。
金毘羅社。背後の山上にあり、これも小社なり。(新編武蔵風土記稿より)
「八王子市史」による保井寺の縁起
保井寺(堀ノ内村―堀ノ内五四七)
竜沢山と号し、本尊虚空蔵菩薩、慶安年中(一六四八~一六五二)御朱印四石五斗を賜わった。開山は本寺四世照鑑(?~一五九五)、開基は麒山麟永居土(井上氏)である。(「八王子市史」より)
保井寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「八王子市史」