常龍山斟珠寺|江戸幕府より寺領5石の御朱印状
斟珠寺の概要
臨済宗南禅寺派寺院の斟珠寺は、常龍山と号します。斟珠寺は、春林西堂(永禄12年1569年寂)が開山となり斟珠庵と称して創建、慶安年間(1648-1651)には江戸幕府より寺領5石の御朱印状を拝領したといいます。
山号 | 常龍山 |
---|---|
院号 | - |
寺号 | 斟珠寺 |
住所 | 八王子市片倉町86 |
宗派 | 臨済宗南禅寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
斟珠寺の縁起
斟珠寺は、春林西堂(永禄12年1569年寂)が開山となり斟珠庵と称して創建、慶安年間(1648-1651)には江戸幕府より寺領5石の御朱印状を拝領したといいます。
新編武蔵風土記稿による斟珠寺の縁起
(片倉村)斟珠菴
小名時田にあり、禅宗臨済派、同郡山田村廣園寺末、常龍山と號す、開山は春林西堂、永禄十二年六月六日寂示寂す、本尊弥勒、本堂八間に五間半、南向なり、慶安年中御朱印五石の地を御寄附あり、菴室にして御朱印を賜ひしは、其例多からざれば、謂れあるべけれどもつたへず。
辨天社。境内の鎮守なり、寺の西の方池の中嶋にあり、九尺に二相阿、池の周廻三十間許もあるべし。(新編武蔵風土記稿より)
「八王子市史」による斟珠寺の縁起
斟珠寺(片倉村―片倉町八六)
山号常龍山、本尊弥勒菩薩、開山は春林西堂で、永禄一二年(一五六九)六月六日の示寂である。慶安年中(一六四八~一六五一)五石の朱印を受けた。当寺では今は地蔵菩薩をもって本尊と称し、大江広房内室の信仰に基づくともいうが、その理由は不明である。(八王子市史より)
斟珠寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「八王子市史」