長房山東照寺|昭和2年の多摩御陵造営に際して小名柳臥より当地へ移転
東照寺の概要
曹洞宗寺院の東照寺は、長房山と号します。東照寺は、高乗寺二世陽室慧暾を勧請開山として空海禅忠(氷正17年1520年寂)が創建したといいます。昭和2年の多摩御陵造営に際して小名柳臥より当地へ移転しています。八王子三十三観音霊場14番です。
山号 | 長房山 |
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院号 | - |
寺号 | 東照寺 |
住所 | 八王子市長房町1267 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
東照寺の縁起
東照寺は、高乗寺二世陽室慧暾を勧請開山として空海禅忠(氷正17年1520年寂)が創建したといいます。昭和2年の多摩御陵造営に際して小名柳臥より当地へ移転しています。
新編武蔵風土記稿による東照寺の縁起
(下長房村)東照寺
除地、四段四畝八歩、小名柳臥にあり、禅宗曹洞派、上椚田村高乗寺の末、長房山と號す、開山詳ならず、本尊十一面観音、木の立像長二尺五寸許、本堂五間に七間、南向なり。(新編武蔵風土記稿より)
「八王子市史」による東照寺の縁起
東照寺(下長房村―長房町一、二六七)
高乗寺末に属し、長房山と号する。前述の開山通庵浩達の弟子で氷正一七年(一五二〇)二月一八日示寂した空海禅忠の草創、開山には高乗寺第二世の陽室慧暾を推してある。江戸時代除地四反四畝八歩、小名柳臥にあったが、多摩御陵の治定により昭和二年三月現地に移された。境内地は大正天皇・貞明皇后の御陵およびその附近に相当している。中興は第三十六世道学保元の代である。(八王子市史より)
東照寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 八王子市史
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「八王子市史」