両輪山龍谷寺|大谷十郎左エ門開基
龍谷寺の概要
曹洞宗寺院の龍谷寺は、両輪山と号します。龍谷寺は、大谷十郎左エ門(法名 龍谷寺殿賀翁全慶居士)が開基となり、少林寺第四世籃底盛悦を開山に迎えて寛永12年(1635)に創建したといいます。
山号 | 両輪山 |
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院号 | - |
寺号 | 龍谷寺 |
住所 | 八王子市大谷町670 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
龍谷寺の縁起
龍谷寺は、大谷十郎左エ門(法名 龍谷寺殿賀翁全慶居士)が開基となり、少林寺第四世籃底盛悦を開山に迎えて寛永12年(1635)に創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による龍谷寺の縁起
(大谷村)龍谷寺
除地、三畝、曹洞宗にて瀧山少林寺の末なり、両輪山と號す、開山は少林寺第四世僧籃底盛悦なり、本堂は七間に五間にして、南向なり、本尊は釋迦立像、長一尺程。(新編武蔵風土記稿より)
「八王子市史」による龍谷寺の縁起
龍谷寺(大谷村―大谷町六七〇)
少林寺末に属し、山号両輪山、この山号は当寺持であった東隣の両輪宮から由来している。両輪宮は日月の両輸を祀ったものである。開山は少林寺第四世藍底盛悦である。なお、当寺はこの両輪宮の外、いわゆる「大谷の弁天」を持っていたが、今は部落(大谷)持になり、その神体だけは当寺に保管されている。(「八王子市史」より)
境内掲示による龍谷寺の縁起
曹洞宗 両輪山 龍谷寺
寛永十二年(一六三五年)五月五日開創山号の両輪山は奉安されている薬師如来の縁と云われている。日輪天王(太陽)と月輪天王(月)を守護神として祀ったもので、因みに隣接した神社は日月神社と云う。寺号の龍谷寺は、近くの弁天池に棲む「龍」と一字名付け、地元の地名大谷の「谷」を生かしたと云われている。
由緒
滝山城主北条氏照の家臣に藤原朝臣某に大谷弥平あり後に大谷十郎左エ門と改名、この寺の開基となす。(戒名 龍谷寺殿賀翁全慶居士)
寛永十二年、藍底盛悦大和尚を招請し開山となす。(境内掲示より)
龍谷寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「八王子市史」