左入薬師堂|旧太平山成就院の一堂宇
左入薬師堂の概要
寺院の左入薬師堂は、八王子市左入町にあります。入薬師堂は、細川若狭守(貞享4年1687年寂)を開基として、賢長(明暦3年1657年寂)が開山した太平山成就院と号す真言宗寺院の薬師堂として創建したものの、新編武蔵風土記稿が編纂された文化文政期(1804-1830)には既に廃寺となり、薬師堂のみが残されて年貢免除地として、左入村民が管理する堂宇となっていたといいます。
旧山号 | 太平山 |
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旧院号 | 成就院 |
寺号 | - |
住所 | 八王子市左入町422 |
宗派 | |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
左入薬師堂の縁起
左入薬師堂は、細川若狭守(貞享4年1687年寂)を開基として、賢長(明暦3年1657年寂)が開山した太平山成就院と号す真言宗寺院の薬師堂として創建したものの、新編武蔵風土記稿が編纂された文化文政期(1804-1830)には既に廃寺となり、薬師堂のみが残されて年貢免除地として、左入村民が管理する堂宇となっていたといいます。
新編武蔵風土記稿による左入薬師堂の縁起
(左入村)
薬師堂
四間に二間半、山神祠の傍にあり、薬師は銅像、長一尺五寸ほど、村持、因に云、此地に昔大平山成就院と云密場ありしが、何の比か住僧邪法を修せしにより、破却せられたり、この薬師堂ももとは其境内にありし堂なりしが、其まま廢せずして、今は寮となり、わづかに地頭免除の地を附して、村持と成れり。(新編武蔵風土記稿より)
「八王子市史」による左入薬師堂の縁起
龍光寺末
成就院(左入村)
太平山と号し、開山は賢長(明石三年 一六五七 二月二四日寂)、開基は細川若狭守(貞享四年 一六八七 八月五日没)で、江戸後期廃寺となり、境内薬師堂のみ現存する。(「八王子市史」より)
左入薬師堂の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 八王子市史
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「八王子市史」