唐澤山吉祥院|江戸幕府より寺領10石の御朱印状
吉祥院の概要
真言宗智山派寺院の吉祥院は、唐澤山明王寺と号します。吉祥院の創建年代等は不詳ながら僧尊慶が開山、江戸時代には寺領10石の御朱印状を拝領していたといいます。多摩八十八ヶ所霊場14番、東国花の寺百ヶ寺です。
山号 | 唐澤山 |
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院号 | 吉祥院 |
寺号 | 明王寺 |
宗派 | 真言宗智山派 |
住所 | 多摩市豊ヶ丘1-51-2 |
葬儀・墓地 | 吉祥院アバホール |
備考 | - |
吉祥院の縁起
吉祥院の創建年代等は不詳ながら僧尊慶が開山、江戸時代には寺領10石の御朱印状を拝領していたといいます。
新編武蔵風土記稿による吉祥院の縁起
(乞田村)吉祥院
字窪谷戸にあり、唐澤山明王寺と號す、新義真言宗、高幡村金剛寺の末山なり、開山を尊慶といふその年代は傳へず、本堂七間に八間半、本尊不動の坐像を安す、いつの比よりか寺領十石の御朱印を賜ひて今に領せり、その由緒等は二たびまで回禄にあひて、古記録を失ひたれば總て傳へずと、
観音堂。境内の北の方にあり、二間四方、馬頭観音を安ず、長一尺ほど、作しらず。(新編武蔵風土記稿より)
「多摩市史」による吉祥院の縁起
【吉祥院】山号は唐沢山、寺号は明王寺。乞田村字窪谷戸にあり、朱印地一〇石。開山は尊慶と伝え、本尊は不動明王、境内に観音堂(馬頭観音菩薩)がある。乞田・貝取両村の鎮守八幡宮は当寺持ちで、天和二年(一六八二)・享保九年(一七二四)の建立や修復の遷宮の際には導師を務めたり、本地仏の勧化金を取りまとめたりしている。(「多摩市史」より)
吉祥院の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「多摩市史」