多摩野神社|延命寺境内の神社
多摩野神社の概要
多摩野神社は、小平市天神町にある延命寺境内の神社です。多摩野神社の創建年代等は不詳ながら、享保18年(1733)に当地へ移転してきた延命寺よりも10年ほど前に創祀されていたともいいます。
社号 | 多摩野神社 |
---|---|
祭神 | - |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 小平市天神町2-296 |
祭日 | - |
備考 | - |
多摩野神社の由緒
多摩野神社の創建年代等は不詳ながら、享保18年(1733)に当地へ移転してきた延命寺よりも10年ほど前に創祀されていたともいいます。
新編武蔵風土記稿による多摩野神社の由緒
(北野中新田)延命寺
---
稲荷社。境内西の方にあり。上屋二間四方、天王を相殿とす。南向にして前に小さな鳥居をたつ。(新編武蔵風土記稿より)
「小平市史」による多摩野神社の由緒
多摩野神社は延命寺(天神町ニー二九六)境内にある小さなお社である。
氏子たちは多摩野神社のことを天王棟と呼んでいる。この神社の由緒については確かな記録が残っていないので詳細は不明であるが、氏子の話によると、延命寺が建てられるより十年くらい早く祀られたという。氏子区域は野中東(花小金井のうち青梅街道沿い)と野中西(天神町)で、延命寺の檀家がすなわち氏子だというわけではなく、両者はあくまでも別の扱いになっている。また、多摩野神社の氏子区域は武蔵野神社の氏子区域でもあるので、ここの氏子は武蔵野神社の氏子でもある。
多摩野神社の祭りは、夏の疫病を防ぐため、七月十四日に宵宮、十五日に天王祭をする。祭りでは、神社役員の参列のもと、延命寺住職が般若心経を唱え、直会をして終わるという簡素なものである。しかし、現在の年配者が小学生のころは子ども神輿があって、田無の境まで担いで行き、花小金井の踏切のところから引き返してきたという。そして、子どもたちにはお菓子が配られ、大人たちは神社の前で酒宴を開いていたという。その当時は武蔵野神社の祭りよりも多摩野神社の天王祭のほうが賑やかだったという。(「小平市史」より)
多摩野神社の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 小平市史