地蔵山行昌寺|江戸幕府より寺領9石4斗の御朱印状
行昌寺の概要
曹洞宗寺院の行昌寺は、地蔵山と号します。行昌寺は、照室惠鑑(天正年間1573-1592寂)が開山、慶安年間(1648-1652)には寺領9石4斗の御朱印状を拝領したといいます。
山号 | 地蔵山 |
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院号 | - |
寺号 | 行昌寺 |
住所 | 町田市相原町3020 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
行昌寺の縁起
行昌寺は、月中宗掬(天文20年1551年寂)が開山したといいます。
新編武蔵風土記稿による行昌寺の縁起
(中相原村)行昌寺
除地、二畝六歩、字三堂谷にあり、禅宗曹洞派同郡上椚田村高乗寺末、地蔵山と號す、本堂五間半に五間、本尊地蔵木の立像、長一尺三寸ばかり、開山は月中宗掬と云、天文二十年九月九日示寂せりと。(新編武蔵風土記稿より)
「町田市史」による行昌寺の縁起
行昌寺(相原町)
所在地 町田市相原町字三堂谷。
宗派 曹洞宗。八王子市椚田高乗寺末。
山寺号 地蔵山 高昌寺。一時吉川山高昌寺ともいった。
開山 天文二〇年(一五五一)九月九日示寂の月中宗掬。
本堂 亜鉛葺寄棟御堂造り木造。間口六間、奥行五間半。
本尊 釈迦牟尼仏。『風土記稿』には「地蔵木の立像長一尺三寸ばかり」とあり、山号は地蔵山とあるから、江戸時代には地蔵であっただろう。
庫裡 亜鉛葺木造平屋。
山門 一五段の石段をのぼったところにあり、幅九尺の小冠木門。二本の支柱に支えられた亜鉛葺である。この寺には、相原村の義人諏訪加賀の位牌があって、加賀の生存したことを立証しており貴重な位牌である。(「町田市史」より)
行昌寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「町田市史」