蒼龍山長泉寺|江戸幕府より寺領9石4斗の御朱印状
長泉寺の概要
曹洞宗寺院の長泉寺は、蒼龍山と号します。長泉寺は、照室惠鑑(天正年間1573-1592寂)が開山、慶安年間(1648-1652)には寺領9石4斗の御朱印状を拝領したといいます。
山号 | 蒼龍山 |
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院号 | - |
寺号 | 長泉寺 |
住所 | 町田市小山町1115 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
長泉寺の縁起
長泉寺は、照室惠鑑(天正年間1573-1592寂)が開山、慶安年間(1648-1652)には寺領9石4斗の御朱印状を拝領したといいます。
新編武蔵風土記稿による長泉寺の縁起
(小山村)長泉寺
境内、千七百五十一坪、字沼と云所にあり、禅宗曹洞派同郡柚木村永林寺末、醫王山と號す、開山照室惠鑑、天正年中示寂す、本尊釋迦木の坐像、長一尺許、本堂八間半に七間、南向、寺領九石四斗御朱印を賜へり、慶安中の事也。
鐘楼。門を入て右の方にあり、貞享年中の鐘銘あり、ここに略す。
薬師堂。門を入て左にあり、三間四方、薬師は木の坐像、長八寸ばかり、行基菩薩の作なりと云。
衆寮。門を入て左の方にあり、五間に三間。(新編武蔵風土記稿より)
「町田市史」による長泉寺の縁起
長泉寺(小山町)
所在地 町田市小山町字沼一一一五。
宗派 曹洞宗。
山寺号 『風土記稿』には医王山とあるが、今は蒼竜山長泉寺。もと柚木永林寺末であったが、これも今は福井市永平寺末となった。
開山 照室恵鑑。天正年間示寂と『風土記稿』は伝う。
本堂 木造瓦葺平家。間口九間、奥行五間。向拝とも五〇余坪。向拝は唐破風を有し、昭和三五年二七世一宗代新築した。
本尊 釈迦。木座像。長一尺余り。
朱印 寺領九石四斗あった。
庫裡 四八坪。元農家を慶応三年(一八六七)移築。現在にいたる。木造平屋。
鐘楼 木造欅造り九尺四方。梵鐘。昭和三五年春東京浅草翠雲堂鋳造とあり。
倉庫 五坪。
隠居所 一坪。
山門 入口九尺。袖左右とも九尺。
境内 一二〇〇坪。
子育地蔵 境内にあり。地人の信仰篤し。慶安の舟形親子地蔵である。『風土記稿』には薬師堂、衆寮などもあげられているがいまはない。薬師は木座像、長八寸行基作と伝えられていた。(「町田市史」より)
長泉寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「町田市史」