瑠璃光山常楽寺|武相寅歳薬師如来霊場
常楽寺の概要
曹洞宗寺院の常楽寺は、瑠璃光山と号します。常楽寺の創建年代等は不詳ながら、寛文3年(1663)建立の地蔵石像が残され、古寺ではないかといいます。武相寅歳薬師如来霊場20番です。
山号 | 瑠璃光山 |
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院号 | - |
寺号 | 常楽寺 |
住所 | 町田市南町田1-36-26 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
常楽寺の縁起
常楽寺の創建年代等は不詳ながら、寛文3年(1663)建立の地蔵石像が残され、古寺ではないかといいます。
新編武蔵風土記稿による常楽寺の縁起
(鶴間村)常楽寺
境内除地、百八十坪、小名町屋にあり、曹洞宗、相模國高座郡下鶴間村泉龍寺末、起立の年歴及び開山のことすべて詳にせず、本尊地蔵客殿に安す、これ僧丹誓が作なりと云。(新編武蔵風土記稿より)
「町田市史」による常楽寺の縁起
常楽寺(鶴間)
所在地 町田市鶴間字町谷。
山寺号 山号は不明。寺名、常楽寺。
宗派曹洞宗。神奈川県相模原市下鶴間泉龍寺末であったが、今は無住廃寺に等しい。
本尊 『風土記稿』には僧丹誓作地蔵としてあるが、地人は「お薬師様と呼び、かつ、明治三年(一八七〇)庚午一一月の「鶴間村明細帳」にも「本尊薬師如来。相州高座郡上鶴間村中和田分、禅宗泉龍寺末常楽寺」としてあるので、薬師が本当でもあるようだ。
開山 起立等はいっさい不明だが、庭前に寛文三年(一六六三)寅一〇月建立の地蔵石像があり、かつ、寺号常楽寺等よりおして相当の古寺のようである。ことに、この地蔵石像とならんで、貞享二年(一六八五)建立の念仏満願供養塔も立つが、それには「武州多摩郡小山田荘町屋村」と彫ってあり、当時は今の「町谷」でなく、「町屋」であったことがわかり、延喜式駅路店屋と意味が相通ずることを知った。店屋との関係資料として貴重であるまいか。
本堂 間口七間、奥行五間。寄棟亜鉛葺木造平家。今は、町谷センターとして町谷の集会所となっている。
境内敷地一八〇坪。(「町田市史」より)
常楽寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「町田市史」