住吉山延命寺|応安2年
延命寺の概要創建、青梅七福神の大黒天
臨済宗建長寺派寺院の延命寺は、住吉山と号します。延命寺は、応安2年(1369)に創建、季竜元筍が開山したといいます。季竜元筍は泉州堺の出身で、出身地の氏神を町内稲荷山に勧請して住吉神社を創建したといいます。青梅七福神の大黒天です。
山号 | 住吉山 |
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院号 | - |
寺号 | 延命寺 |
住所 | 青梅市住江町82 |
宗派 | 臨済宗建長寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
延命寺の縁起
延命寺は、応安2年(1369)に創建、季竜元筍が開山したといいます。季竜元筍は泉州堺の出身で、出身地の氏神を町内稲荷山に勧請して住吉神社を創建したといいます。
新編武蔵風土記稿による延命寺の縁起
(青梅村)延命寺
境内除地、一畝十五歩笹門にあり、住吉山と號す、是も玉泉寺の末、客殿六間半に五間、本尊釋迦の木像にてたけ一尺五寸立身、開山奉峯遷化の年月をつたへず、當院もとの本尊は十一面観音なりしが、故あつて村内住吉明神の身體に納めしにより、その因みをもつて住吉山と稱せりといふ。(新編武蔵風土記稿より)
「青梅市史」による延命寺の縁起
延命寺(竜光山能満院)
青梅・住江町にあり、本尊は釈迦如来である。創立は当時の銅製棟札(市有形文化財)によれば応安二年(一三六九)六月、開山は季竜元筍である。なおこの棟札は「青梅」の地名が書かれた最も古い史料である。季竜は泉州堺(大阪府堺市)の人で、出身地の氏神を町内稲荷山に勧請し、寺門の守護神とした。これが今の住吉神社である。明治十六年、群馬県太田市大光院から呑竜上人の分影を迎えた境内呑竜堂は「お呑竜さま」と市民に親しまれ、また七福神詣ででは三面大黒で知られる。寺宝は寛永の木活字本と開山禅師が住吉から持ってきたという織[糸南]曼荼羅(市有形文化財)の一軸などである。(「青梅市史」より)
延命寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「青梅市史」