真覚寺|多摩川の中洲にあった築地村の寺院
真覚寺の概要
天台宗寺院の真覚寺は、築当山と号します。真覚寺の創建年代等は不詳ながら、かつて多摩川の中洲にあったといいます。多摩川の中洲にあった築地村が洪水により流失、村民と共に(村ごと)当地へ移転したといいます。
山号 | 築当山 |
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院号 | - |
寺号 | 真覚寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
宗派 | 天台宗 |
住所 | 昭島市玉川町5-9-27 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
真覚寺の縁起
真覚寺の創建年代等は不詳ながら、かつて多摩川の中洲にあったといいます。多摩川の中洲にあった築地村が文化8年(1811)洪水により流失、村民と共に(村ごと)当地へ移転したといいます。
新編武蔵風土記稿による真覚寺の縁起
(築地村)眞覺寺
境内除地、三畝、村の中央にあり、築地山と號す、天台宗、當郡高月村圓通寺門徒、客殿三間半に三間東向、本尊彌陀木の坐像長一尺餘。(新編武蔵風土記稿より)
「昭島市史」による真覚寺の縁起
真覚寺(築地町、現玉川町)
築地山と号す天台宗の寺院。高月の円通寺の末寺で開山開基は不詳である。かつては多摩川の中州に建立されていたが、文化八(一八一一)年の大洪水によって築地村が流失した時に共に流されたために、現在の地に移建したので古記録が遺されていない。住職が定住しない時代もあったが、昭和一七年から住職が常住するようになった。本尊は阿弥陀如来の木坐像で、脇立に目の黄色い目黄不動尊と呼ばれる稀有な像がある。(「昭島市史」より)
真覚寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「昭島市史」