薬王山東光寺。武南十二薬師如来霊場
東光寺の概要
曹洞宗寺院の東光寺は、薬王山と号します。東光寺は、正福院前住第二世堯室春公和尚(正保2年1646年寂)を開基として、小机雲松院第二十八世明岩宗珠大和尚(寛永8年1631年寂)が開山したといいます。武南十二薬師如来霊場3番です。
山号 | 薬王山 |
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院号 | - |
寺号 | 東光寺 |
本尊 | 薬師如来像 |
住所 | 横浜市保土ケ谷区上星川2-34-1 |
宗派 | 曹洞宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
東光寺の縁起
東光寺は、正福院前住第二世堯室春公和尚(正保2年1646年寂)を開基として、小机雲松院第二十八世明岩宗珠大和尚(寛永8年1631年寂)が開山したといいます。
新編武蔵風土記稿による東光寺の縁起
(上星川村)東光寺
除地、一段六畝、村の艮の方にあり、禅宗曹洞派、橘樹郡小机村雲松院末、薬王山と稱す、開山は堯室宗舜正保二年六月朔日寂す、客殿六間半に五間西南の方に向ふ、本尊薬師坐像にして長さ一尺八寸ばかり、行基の作なりと云。(新編武蔵風土記稿より)
「横浜市史稿」による東光寺の縁起
東光寺
位置及寺格
東光寺は、藥王山と號し、保土ヶ谷區上星川町五百二十六番地に在る。境内は二百九坪。小机雲松院の末で、寺格は四等法地六十三級。神奈川十二藥師の第三番札所である。
沿革
開基は同所佛向村正福院前住第二世堯室春公和尙。開山は小机雲松院第二十八世明岩宗珠大和尙である。創立年代は詳かでないが、開基は正保二年六月寂し、開山は寬永八年正月五日寂すと云へば、時代は略〻推定されると思ふ。當寺は元來、無祿無檀に均しく、一定の維持費とては無かつたので、殆ど無住で荒廢に任せて在つたが、明治年間、孝天正順和尙住持し、信徒の歸依を得たので、乃ち荒廢を興し、寺格をも平僧地から法地に進めて、中興の業を奏した。爾來檀家の數も增して今日あるに至つた。
本尊
本尊は藥師如來坐像、細鉞木彫、長二尺、傳に行基の作である。(「横浜市史稿」より)
東光寺の周辺図
参考資料
- 新編武蔵風土記稿
- 「横浜市史稿」