柳明神社|鎌倉郡観音24番札所大石寺があった当地に遷座
柳明神社の概要
柳明神社は、横浜市泉区上飯田町にある神社です。柳明神社の創建年代は不詳ですが、当地より北東に位置する字目向山4605にあったといいます。かつて鎌倉郡観音24番札所大石寺があった当地に遷座、大石寺の本尊を境内観音堂に奉安しています。
社号 | 柳明神社 |
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祭神 | 天照皇大神、大山咋命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 横浜市泉区上飯田町4579 |
祭日 | 例大祭9月30日 |
備考 | 大石寺跡 |
柳明神社の由緒
柳明神社の創建年代は不詳ですが、当地より北東に位置する字目向山4605にあったといいます。かつて鎌倉郡観音24番札所大石寺があった当地に遷座、大石寺の本尊を境内観音堂に奉安しています。
新編相模国風土記稿による柳明神社の由緒
(上飯田村)
神明宮二(新編相模国風土記稿より)
泉区役所掲示による柳明神社の由緒
柳明神社
廃寺になった鎌倉郡観音24番札所大石寺跡に、村境の伊勢山に祀られていた神明社を遷したものです。昭和50年に柳明神社と改められました。
大石寺が廃寺になったとき本尊の観音像を阿久和村の観音寺に預けました。その後、村に不幸が起ったため、境内に観音堂を建て観音像を安置しました。神社裏の道の分岐点には、八王子道(鎌倉道)と神奈川道の道標が立っています。神社前には柳明天満宮もあります。(泉区役所掲示より)
「神奈川県神社誌」による柳明神社の由緒
勧請年代は不詳であるが、往古は柳明地区より上の字目向山四六〇五イの二番地に鎮座し、「お伊勢宮」と呼ばれて氏子住民の信仰を得、例祭時には奉納芝居で賑わったと伝える。現在地に遷座した年代は不明である。新編風土記上飯田村の項に「神明宮二」とあるのは、一は谷の神明神社(註:上飯田神明社)、一は柳明の神明神社のことであろう。明治二十九年現社殿を新築した。又、字山王山四五五九に祀られていた山王社は、神明神社をこの地に遷した際合祀されたが、昭和五十年宗教法人設立に当り、地名をとって社名を「柳明神社」と定めた。
境内の観音堂は往古よりこの地にあった「大石寺」の本尊で、行基作の十一面観世音を安置する。村持である。(「神奈川県神社誌」より)
柳明神社の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿