谷中山西蓮寺。江戸幕府より寺領6石4斗の御朱印状
西蓮寺の概要
浄土宗寺院の西蓮寺は、谷中山と号します。西蓮寺の創建年代などは不詳ながら、正暦元年(990)とも伝えられます。寛永5年(1628)に芝増上寺10世鎮蓮社感誉存貞和尚(天正2年1574年寂)を開山とするといい、慶安元年(1648年)には江戸幕府より寺領6石4斗の御朱印状を拝領しています。
山号 | 谷中山 |
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院号 | - |
寺号 | 西蓮寺 |
本尊 | 阿弥陀如来像 |
住所 | 横浜市戸塚区名瀬町2478 |
宗派 | 浄土宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
西蓮寺の縁起
西蓮寺の創建年代などは不詳ながら、正暦元年(990)とも伝えられます。寛永5年(1628)に芝増上寺10世鎮蓮社感誉存貞和尚(天正2年1574年寂)を開山とするといい、慶安元年(1648年)には江戸幕府より寺領6石4斗の御朱印状を拝領しています。
新編相模国風土記稿による西蓮寺の縁起
(名瀬村)西蓮寺
谷中山と號す、浄土宗芝増上寺末、本尊弥陀を安ず。開山は感誉、天正二年五月十八日寂す。慶安元年十月寺領六石四斗の御朱印を賜ふ。
植村氏墓。植村庄右衛門正勝、文禄元年二月四日死す、法名榮久院善了道覚と云ふ。以下元禄中に至る迄代々及び室家の墓あり、古は下柏尾村にありしを元禄中彼地の采地、収公せられし後當所に移せり。(新編相模国風土記稿より)
「戸塚区郷土史」による西蓮寺の縁起
谷中山と号し、もと東京芝増上寺の末寺で、本尊に阿弥陀仏を安置している。創立年時を寺伝では正暦元年(九九〇)とし、相模風土記は開山を鎮蓮社感誉存貞、過去帳では寛永五年増上寺の感誉和尚が移住し名瀬西蓮寺と改むと記している。慶安元年十月寺領六石四斗の御朱印を賜り、現堂宇は江戸中期の再建にかかるもの。感誉存貞は川越蓮磬寺の開山で天正二年(一五七四)五月十八日に示寂されているので、江戸初期の草創であろうか。(「戸塚区郷土史」より)
西蓮寺の周辺図
参考資料
- 新編相模国風土記稿