袋在家雷神社|享保18年に大雷神を祀り創建
袋在家雷神社の概要
袋在家雷神社は、足立区西新井にある雷神社です。袋在家雷神社は、正徳3年(1713)の度重なる落雷に加え、享保の飢饉(1716-1736)により村が荒廃したことから、享保18年(1733)に大雷神を祀り創建、西新井村の袋在家地区の鎮守として祀られてきたといいます。
社号 | 雷神社 |
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祭神 | 大雷神 |
相殿 | - |
境内社 | - |
祭日 | 9月15日 |
住所 | 足立区西新井2-27-1 |
備考 | - |
袋在家雷神社の由緒
袋在家雷神社は、正徳3年(1713)の度重なる落雷に加え、享保の飢饉(1716-1736)により村が荒廃したことから、享保18年(1733)に大雷神を祀り創建、西新井村の袋在家地区の鎮守として祀られてきたといいます。
「ブックレット足立風土記西新井」による袋在家雷神社の由緒
雷神社(西新井2−27)
氷川神社が西新井村の鎮守であったのに対し、当社は、旧西新井村のズシ「袋在家」の守り神でした。由緒によると、享保年間(1716〜36年)に村が荒廃しないことを願い、大雷神を祀り、境内の中央に御神木を植えたのが始まりといわれています。御神体の台座には「享保十八年丑九月吉日 西新井村村中」の銘が刻まれており、由緒の創建年代の頃と一致します。境内の中央には御神木の椎の木(足立区保存樹)があります。(「ブックレット足立風土記西新井」より)
境内掲示による袋在家雷神社の由緒
雷神社故事来歴
一、江戸時代の中期正徳三年(一七一三年)この地方は度び重なる落雷に襲われ田畑は荒れ果て草木は枯れて荒地と化し旱魃は続いて享保の飢饉となって長い歳月は流れていった。
一、徳川八代将軍吉宗の復興を奨励する享保の改革もあって新田の開発も行われ治水も進むなかで村人達は寄り合い協議の上、雷なりの大神を建立し氏神様として祀り神社の境内中央に御神木として椎の木(スダジイ)を植樹して郷人達の安泰五穀豊穣を祈願したと伝えられる。
一、建立した当神社の御神体は石造坐像で碑高一尺二寸碑巾八寸五分あって当神社に安置されている座像の台座には享保一八年(一七三三年)丑の九月吉日西新井村中と銘刻されてある御神体建立は今から二百六十年前のことである。
一、大正四年卯の四月大正天皇の即位を記念して神社の改築及び整地を行ない数十本の植樹をして奉納した。
一、昭和五年(一九三十年)現在の社殿を木造流れ造りに造営する。
一、平成四年(一九九二年)有志により雷神社玉垣奉賛会を結成し神社聖域の玉垣を建立し併せて狛犬一対の献納をして現在に至っている。
平成五年九月吉日 碑文建之(境内掲示より)
新編武蔵風土記稿による袋在家雷神社の由緒
(西新井村)
雷社
如法寺の持なり(新編武蔵風土記稿より)
袋在家雷神社の周辺図