七面神社|日蓮宗を宗旨とする芦川家が当社を創建
七面神社の概要
七面神社は、足立区南花畑にある神社です。七面神社の創建年代は不詳ですが、内匠新田を開発、日蓮宗を宗旨とする芦川家が当社を創建したのではないかといいます。
社号 | 七面神社 |
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祭神 | 七面大明神、稲荷神、宇賀御魂命 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 足立区南花畑3-17 |
備考 | - |
七面神社の由緒
七面神社の創建年代は不詳ですが、内匠新田を開発、日蓮宗を宗旨とする芦川家が当社を創建したのではないかといいます。
「ブックレット足立風土記花畑地区」による七面神社の由緒
七面神社と芦川氏
内匠新田には、区内で1社しかない七面神社があります。社殿には、祭神として、中央に七面大明神(七面天女)、右側にも左右に随身を従えた七面大明神、左側に稲荷神、宇賀御魂命が祀られています。七面大明神は、日蓮宗信仰の総本山・身延山久遠寺の守護神で、西方に聳える七面山の山神です。七面神社は、この七面山を信仰の霊山として神格化したものです。内匠新田では、この神を「安産の神」として信仰していたという言い伝えがあり、「内匠にはお産で命を亡くした人はいない」といわれています。
明治時代には、当社は稲荷神社と称され(「神社明細」)、その後、七面神社と称されるようになりました。芦川家所蔵の文書によれば、神社の敷地は、芦川家の先祖が寄附しています。しかし、公的には芦川家の土地として、その後も年貢や諸税は、1908(明治41)年に、稲荷神社としての所有権登記が行われるまで同家が負担していました。こうした点や、七面神社への改称から、内匠新田を開発し、日蓮宗が宗旨という芦川家と当社の関わりがうかがえますが、詳しいことはわかっていません。(「ブックレット足立風土記花畑地区」より)
七面神社の周辺図