西綾瀬稲荷神社|屋主が変遷した諸施設の鬼門に位置する屋敷の守り神
西綾瀬稲荷神社の概要
西綾瀬稲荷神社は足立区西綾瀬にある稲荷神社です。西綾瀬稲荷神社の創建年代は不詳ですが、「お屋敷さま」と呼ばれ、柳沢吉保→伊奈氏屋敷、小菅御殿→小菅籾蔵と変遷した諸施設の鬼門に位置し、屋敷の守り神とされていたのではないかといいます。
社号 | 稲荷神社 |
---|---|
祭神 | 宇迦之御魂神 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 足立区西綾瀬1-8 |
備考 | - |
西綾瀬稲荷神社の由緒
西綾瀬稲荷神社の創建年代は不詳ですが、「お屋敷さま」と呼ばれ、柳沢吉保→伊奈氏屋敷、小菅御殿→小菅籾蔵と変遷した諸施設の鬼門に位置し、屋敷の守り神とされていたのではないかといいます。
「ブックレット足立風土記西綾瀬地区」による西綾瀬稲荷神社の由緒
お屋敷さま(西綾瀬1−8)
「小菅御殿絵図」には、「裏門」のところに稲荷社が記されています。現在も同じ場所にある稲荷神社で、土地の人々から「お屋敷さま」と呼ばれ親しまれています。この位置は、柳沢吉保→伊奈氏屋敷、小菅御殿→小菅籾蔵と変遷した諸施設の鬼門に当たっています。「お屋敷さま」という呼称から、それら施設の守り神としての性格をもっていたことが推測されます。
明治になって、この一角が伊藤谷村に戻されると「このお屋敷さまはお前たちのり神だから、おまえたちで面倒を見るように」といわれたそうです。その後、旧囲内の農民が氏子となって当社を守りました。(「ブックレット足立風土記西綾瀬地区」より)
西綾瀬稲荷神社の周辺図