桜木神社|桜木天神
桜木神社の概要
桜木神社は、文京区本郷三丁目交差点そばにある神社で桜木天神とも称します。文京区本郷桜木神社は、太田道灌が江戸城を築城の際、城内に北野天神を勧請、創建したといいます。二代将軍徳川秀忠の代に旧櫻の馬場の地へ遷座、元禄3年(1690)その地に昌平坂学問所が設立されることになったため当地へ遷座したといいます。
社号 | 桜木神社 |
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祭神 | 菅原道真公 |
相殿 | - |
境内社 | - |
住所 | 文京区本郷4-3-1 |
祭日 | 例大祭9月第4土日曜日 |
備考 | 桜木天神 |
桜木神社の由緒
桜木神社は、太田道灌が江戸城を築城の際、城内に北野天神を勧請、創建したといいます。二代将軍徳川秀忠の代に旧櫻の馬場の地へ遷座、元禄3年(1690)その地に昌平坂学問所が設立されることになったため当地へ遷座したといいます。
「本郷區史」による桜木神社の由緒
櫻木神社
眞砂町六番地に在り、菅原道眞を祭る。明治三十五年菅公一千年大祭の時境内に建てたる碑文には太田道灌江戸城を築きし時祠を城北櫻の馬場に建て櫻木神社と稱したが、元禄中聖堂移建に際つて之を現地に遷した旨を記して居る。明治五年十一月村社に列す、祭禮は八月二十六日である。(「本郷區史」より)
東京都神社名鑑による桜木神社の由緒
文明年間(一四六九-八七)、太田道灌江戸築城の際、菅公の神霊を京都北野の祠より同城内に勧請せられたもので、のち、湯島の台坂上なる旧桜の馬場の地を相して神祠を建立遷座して、その近傍の守護神と仰がれたが、東山天皇の御宇、徳川将軍綱吉、同所に昌平校設立の挙あり、これによりて本郷の地に遷座し現在に至る。(東京都神社名鑑より)
境内石碑による桜木神社の由緒
櫻木神社由緒略記
櫻木神社は約五百年前、後土御門天皇の御宇文明年間に太田道灌が江戸築城の際菅原道真公の神霊を京都北野の祠より同城内に勧請せられたものを其後湯島高台なる旧櫻の馬場の地に神祠を建立してその近隣の産土神として仰がしね櫻木神社と名付けられたといはれる。其後元禄3年徳川綱吉が同所に御学問所昌平黌を設立するに当り更に現在の地に遷座即ち今を去る実に二百七十五年前の事である。
旧社殿は東山天皇の御宇の創建であるが六十四年を経た桃園天皇の宝暦三年に改築爾来連綿実に百九十一年昭和の大東亜戦争により烏有に帰し仮社殿であったが氏子相計り昭和三十四年九月新築落慶して今日に至ったものである。
本年之を再建せんとし幸い氏子有志の協力によりこれが完成を見たのである。
昭和四十年三月吉日 櫻木神社氏子中(境内石碑より)
桜木神社の周辺図
参考資料
- 東京都神社名鑑
- 「本郷區史」