大杉神社|旧西一之江村の鎮守
大杉神社の概要
大杉神社は、江戸川区大杉にある神社です。大杉神社の創建年代は不詳ですが、もと神明社と称し、葛西御厨の一つだったといいます。旧西一之江村の鎮守で、将軍家康鷹狩の際は参詣の後、境内の東方にあった腰掛山という小高い所で、休憩されたと伝えられています。明治5年村社に列格していました。
社号 | 天祖神社 |
---|---|
祭神 | 天照大御神 |
相殿 | 金山比古命、金山比売命、誉田別命、市杵嶋姫命、大山咋命 |
境内社 | 金体神社、八幡神社、三島神社、日枝神社、稲荷神社 |
住所 | 江戸川区大杉1-22-1 |
備考 | 大杉神明幼稚園併設、西一之江村鎮守 |
大杉神社の由緒
大杉神社の創建年代は不詳ながら、もと神明社と称し、葛西御厨の一つだったといいます。旧西一之江村の鎮守で、将軍家康鷹狩の際は参詣の後、境内の東方にあった腰掛山という小高い所で、休憩されたと伝えられています。明治5年村社に列格していました。
江戸川区教育委員会掲示による大杉神社の由緒
通称大杉神社または神明様と呼ばれ、旧西一之江村の鎮守である。創建年月は明らかでないが、天照大神を祀り葛西御厨の一つで、元禄10年(1697)の検地には神明社と記されている。当神社はもと大杉東福寺が別当であったが、同寺は火災により廃寺となった。
将軍家康鷹狩の際は参詣の後、境内の東方にあった腰掛山という小高い所で、休憩されたと伝えられている。
現大杉公園は、かつて当神社の田畑であったが、昭和9年その土地約2反7畝(2673平方メートル)を公園として提供、同10年区内最初の公立公園となった。
境内にある耕地整理組合記念碑は、もと神明耕地整理組合が、氏子発展に尽くした事績を記念して昭和4年に建立したものである。(江戸川区教育委員会掲示より)
「江戸川区史」による大杉神社の由緒
天祖神社(西一之江二丁目一二七七番地)
通称大杉神社と呼ばれ、旧西一之江村の鎮守で創建年月は不詳。祭神は天照大御神で元禄十年の検地には神明社と記されている。この付近は昔から大杉と呼ばれる古い土地である。境内の東方に腰掛山という小高い所があった。将軍家康が放鷹の節参詣して休憩した所と伝えられる。別当は東福寺であったが焼失したので円福寺がつとめた。明治五年村社に列した。毎年四月に植木市が開かれる。(「江戸川区史」より)
「東京都神社名鑑」による大杉神社の由緒
創立年代不詳。伊勢大神宮の勧請。御検地は元禄十年(一六九七)酒井河内守糺す。民戸二百八とある。古老の伝説によると、昔鎌倉の諸民当地に移り住みて、その氏神と崇め奉ったという。徳川家康放鷹遊狩の時には、現境内地に腰掛石があり、将軍の休憩の場となったという。(「東京都神社名鑑」より)
大杉神社の周辺図