海照山蓮華寺|室町時代創建
蓮華寺の概要
新義真言宗寺院の蓮華寺は、海照山普門院と号します。蓮華寺は、永享10年(1438)に栄源法印が当地に永住、村民が堂宇を建設して創建、栄源(寛正元年1460年寂)が中興したといいます。
山号 | 海照山 |
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院号 | 普門院 |
寺号 | 蓮華寺 |
住所 | 江戸川区江戸川6-4-11 |
本尊 | 聖観世音 |
宗派 | 新義真言宗 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | - |
蓮華寺の縁起
蓮華寺は、永享10年(1438)に栄源法印が当地に永住、村民が堂宇を建設して創建、栄源(寛正元年1460年寂)が中興したといいます。
新編武蔵風土記稿による蓮華寺の縁起
(二之江村附持添新田)新義真言宗下小岩村善養寺末、海照山普門院と号ス。
本尊は正観音菩薩ハ行基ノ作、長1尺8寸。
中興栄源寛正元年3月14日寂。(新編武蔵風土記稿より)
江戸川区教育委員会掲示による蓮華寺の縁起
新義真言宗で海照山普門院と号し、本尊は聖観世音菩薩で行基の作といわれています。
寺伝によると、むかしこの地に観音堂があって村人の信仰を集めていました。永享10年(1438)に栄源法印が不動明王を背負って遍歴したのち、永住するようになったので、人々が協力してお堂を建て、蓮華寺と称したのが始まりといわれています。
建物は安政2年(1855)の地震、大正6年の津波や関東大震災で全壊の厄災にあいましたが、昭和47年に鉄筋建築の現在の本堂が完成しました。
虫除不動
本堂に、不動明王立像が安置されています。昔から「虫除不動」といわれて、子どもの癪の虫に霊験あらたかであるとして、広く人々に信仰されました。(江戸川区教育委員会掲示より)
「江戸川区史」による蓮華寺の縁起
蓮華寺(江戸川六丁目四番地一一号)
新義真言宗で海照山普門院と号し善養寺の末であった。往時この地に観音堂があって村人の信仰を集めていたが、永享十年(一四三八)に栄源法印(寛正元年寂)が不動明王像を背負って当地に巡錫した時、村人たちが協力して一宇を建て蓮華寺と称したのが始まりである。本尊は聖観音で行基の作という。不動明王は「虫除不動」といわれて子供の癇の虫に霊験があるとして信仰されている。建物は安政二年の地震、大正六年の津浪、及び関東震災で全壊の災厄にあり、昭和四十七年に鉄筋建築の本堂が完成した。(「江戸川区史」より)
蓮華寺の周辺図