稲荷山真光院|南葛八十八ヶ所霊場
真光院の概要
真言宗豊山派の真光院は、稲荷山遍照寺と号します。真光院は、慶長7年(1602)に法印良鑁が東小岩善養寺末として開山したと伝えられています。南葛八十八ヶ所霊場26番札所です。
山号 | 稲荷山 |
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院号 | 真光院 |
寺号 | 遍照寺 |
住所 | 江戸川区北小岩4-41-6 |
宗派 | 真言宗豊山派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 南葛八十八ヶ所霊場26番札所 |
真光院の縁起
真光院は、慶長7年(1602)に法印良鑁が東小岩善養寺末として開山したと伝えられています。
新編武蔵風土記稿による真光院の縁起
真光院
同宗(新義真言宗)、下小岩村善養寺末、稲荷山と号す。本尊弥陀を安す。
稲荷社(新編武蔵風土記稿より)
「江戸川区史」による真光院の縁起
真光院(北小岩四丁目四一番六号)
真言宗豊山派に属し、稲荷山遍照寺と号してもとは小岩善養寺の末である。慶長七年(一六〇二)に法印良鑁が開山したと伝えられるが詳細は不明である。本尊に阿弥陀如来を安置し、寺宝として弘法大師筆という「鼠心経」を所蔵している。
本堂にまつる閻魔大王座像は当地出身の遊女三代高尾が、その実家を通じて菩提寺に寄進したものというが、昔から話題になっている三浦屋ではなく仙台高尾であるという。門前に青面金剛と馬頭観音があり、境内に入ると大イチョウが高く突き立っている。本堂はカヤ葺きであったが昭和四十七年五月鉄筋コンクリート造りに新築された。(「江戸川区史」より)
江戸川区教育委員会掲示による真光院の縁起
真言宗豊山派で稲荷山遍照寺と号し、慶長7年(1602)に法印良鍐が開山したと伝えられています。本尊に阿弥陀如来立像を安置しており、寺宝として弘法大師筆と伝えられる「鼠心経」を所蔵しています。
昭和47年(1972)に萱葺きの本堂から鉄筋コンクリート造に建て替えられました。門前に青面金剛と馬頭観音が祀られ、境内には樹齢200年といわれるケヤキとスダジイがそびえています。(江戸川区教育委員会掲示より)
真光院所蔵の文化財
- 木造閻魔王坐像(江戸川区登録文化財)
木造閻魔王坐像
寄木造りのこの像は、本堂内に祀ってあります。像高81cm。左手は掌を仰向けて膝の上にのせ、右手に笏を握っています。顔は憤怒の相で口を開き、胸飾りに日月をあらわしています。
銘はありませんが、江戸時代後期に、檀家によって家族の供養のために寄進されたもので、その頃の作と考えられます。
真光院の周辺図