禅居院。小笠原貞宗が開基
禅居院の概要
臨済宗建長寺派寺院の禅居院は、石屏山と号し、建長寺境外にある建長寺の塔頭寺院です。小笠原貞宗が開基となり、建長寺二十二世清拙正澄(大鑑禅師)が元徳年間(1329-1331)に創建したといいます。
山号 | 石屏山 |
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院号 | 禅居院 |
寺号 | - |
本尊 | 釈迦牟尼仏 |
住所 | 鎌倉市山ノ内1534 |
宗派 | 臨済宗建長寺派 |
葬儀・墓地 | - |
備考 | 一般拝観不可 |
禅居院の縁起
禅居院は、小笠原貞宗が開基となり、建長寺二十二世清拙正澄(大鑑禅師)が元徳年間(1329-1331)に創建したといいます。大鑑禅師は、浄智寺、円覚寺、京都建仁寺、京都南禅寺等の住持もつとめ、五山文学の「禅居集」を著しています。
新編相模国風土記稿による禅居院の縁起
禅居庵
門外にあり。下同。二十二世、正澄が建る所なり。高僧傳曰、釋正澄号清拙、元之福州連劉氏子、家世業儒、嘉暦2年正月入平安城、副元帥平高時、遣専使迎請、住建長、後信州太守源貞宗、欽澄道貌、就受戒法、執弟子禮、剏開善寺於本州伊賀良縣、迎澄為開山第一世、住二載、自持柱杖、径帰東山禅居庵、暦応2年正月17日寂。世齢66.火洛東山西南之岡、五色設利不可勝計、緇白争取、灰土共、盡塔于建仁、建長之禅居庵、賜謚大鑑禅師。(新編相模国風土記稿建長寺項より)
禅居院所蔵の文化財
- 木造聖観音菩薩半跏像(神奈川県重要文化財)
禅居院の周辺図